立川高校問題分析 受験生情報局 | 河合塾Wings 関東
2026年度 立川高校の入試問題分析
立川の英語
2026年度入試問題
難易度の表記
A:易問(全問正解したい)
B:標準問(受検者平均を取るために正解したい)
C:難問(差をつけるために得点したい)
D:最難問
問題分析
対話文と物語文の2題出題は例年通りであり、大きな変更は見られなかった。
【2】では、最近の長文読解で頻出の理系内容に関する対話文であった。ソフトロボティクスやAIなどが、我々の生活にどう影響を与えるかという、日常と密接な関係を持つであろうテーマに日頃からどれだけ触れられていたかで、その取り組みやすさに大きな差がついたと思われる。問4の抜き出し問題は語数が9語、7語と多めではあるが、空所直前の内容把握ができれば容易に解答可能であった。1問1問は平易であるものの、理系のテーマであり、かつ文章量も多いことから、情報処理能力の差が出た問題だった。
【3】では、サトウキビの収穫体験を通して、農業と自然環境について考える物語文が出題された。バガスと呼ばれるサトウキビの搾りかすとの出会いを通じて、リサイクルの重要性や、農業と地球環境の共存について学ぶというテーマは、文量は多いものの読みやすいものであったとも思われる。問9では条件付き英作文が出題されている。【2】の問7でも同様の形式で出題されているが、その特徴として、「本文中の単語や表現を用いても構わない」と書かれていることにある。自分で一から作るのではなく、本文中の表現をうまく利用して解答することが求められているため、過去問題の演習を通して、解法パターンを身につけておくことが重要である。
立川の数学
2026年度入試問題
難易度の表記
A:易問(全問正解したい)
B:標準問(受検者平均を取るために正解したい)
C:難問(差をつけるために得点したい)
D:最難問
問題分析
【1】は例年通り、4題構成の小問集合であった。内容・難易度ともに大きな変更は見られない。昨年度に引き続き「データの活用」からの出題が見られた。この単元は学習指導要領改訂以降、出題頻度が高くなっている分野であり、受検生は十分な準備をしておきたい。いずれも難問は無いのでミスなく全問正解を目指したい。
【2】も例年通り、放物線と直線からの出題であった。問1は確実に正解したい易問。問2は等積変形を利用する問題で、関数分野では頻出のテーマである。ただし、計算量がやや多いので落ち着いて丁寧に解き進めたい。問3は平行四辺形を二等分する直線の式を求める問題で、こちらも典型的な問題である。解法が分かれば計算量も決して多くはなく、手が動きやすい問題であった。
【3】も例年通り、平面図形からの出題で、円を題材とした問題であった。問1は三角定規の辺比からの出題であった。与えられている図と問1の条件の図にズレがあるので、自身で図を描き、イメージを掴むことが重要である。問2は2辺が等しいことを証明する記述式問題で、二等辺三角形に気づくことが出来れば、証明は書きやすい問題であった。問3は三角形が回転するとき、通過して出来る面積を求める問題であった。回転移動の典型問題であり、類題経験の有無で差がつきやすい問題であった。
【4】も例年通り、立体図形からの出題であった。問1は正六角形からの出題でミスなく確実に正答したい平易な問題であった。問2は三平方の定理を利用して辺の長さを求めていく問題であった。解法自体は難しくはないものの、計算量・記述量が多く、完答するにはやや時間のかかる問題であった。問3は体積比の問題で斜断柱の体積の公式を利用することが出来れば、短時間で解答できるような問題であった。
立川の国語
2026年度入試問題
難易度の表記
A:易問(全問正解したい)
B:標準問(受検者平均を取るために正解したい)
C:難問(差をつけるために得点したい)
D:最難問
問題分析
【1】漢字の読み 10点
【2】漢字の書き 10点
【3】小説文 22点
【4】論説文 35点
【5】融合文 23点
出題形式はおおむね例年通りであり、他の自校作成問題と違い、今年度も200字作文は出題されなかった。ただし、昨年度の平均点が高かったためか全体的な文章量が大幅に増えており、時間内に正確に処理する必要があった。
【1・2】漢字の読み書き
四字熟語を含め、十分な対策をした受検生にとっては非常に取りやすいものが多かった。今年度は多くの自校作成校で以前と比較すると平易な漢字が多く、確実にとれるようにすることが望ましい。ただし、使われている語句そのものは中学生にとっては見慣れないものもあるため、直接的な漢字対策だけでなく、文章問題を読み解く際に気になった語句を調べておくという形の知識のストックも必要である。
【3】小説文(関 かおる「みずもかえでも」 約4,500字、前年比約+1,200字)
落語家のみず帆との約束を破ってしまったカメラマンの繭生との再生の物語。文章量は大幅に増加したものの、設問には大きな変更はなく、解きやすいものがあった。このあとの難易度から考えると、ここでは可能なかぎり時間をかけずに得点しておきたい。
【4】論説文(厚東 洋輔「社会認識と想像力」(一部改変) 約5,200字、前年比約+2,000字)
地図を通して社会認識について述べた文章。昨年度の社会学の文章と似たテーマではあるものの、文章量の大幅な増加と設問の難易度も相まって難化したと考えられる。特に問4は、本文の内容を適切に理解したうえで比喩表現を選ばなければならず、混乱した受検生もいたと思われる。一方で記述は線部の前後をみればある程度得点できる解答が書けるような問題であった。時間と照らし合わせながら、問題を取捨選択して解くことが求められる。
【5】融合文(渡部 泰明「和歌とは何か」(一部改変) 約4,800字、前年比約+900)
和歌を題材に、「本歌取り」について述べられた文章。こちらも文章量は増加したものの設問そのものは平易なものが多かった。論説文の難易度が上がったことを考えると、小説文と併せてなるべくこの大問で点数を取っておきたいところではあった。一方で、問5では本文内容を踏まえたうえで、「本歌取り」に該当する歌を選ぶ必要のある問題であり、迷った受検生はいたと思われる。しかし、和歌に添えてある「時代」が大きなヒントになっていたため正答しておくことが望ましい。
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