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2022年度 立川高校問題分析 受験生情報局 | 河合塾Wings 関東

2022年度 立川高校の入試問題分析

立川の英語

2022年度入試問題

2022年度入試問題 英語

難易度の表記
 A:易問(全問正解したい)
 B:標準問(受検者平均を取るために正解したい)
 C:難問(差をつけるために得点したい)
 D:最難問

問題分析

【2】は対話文読解、【3】は物語文、40語~50語で記述する英作文が1問という例年通りの問題構成となっている。

【2】は3人の高校生が様々な植物について話し合う内容。それぞれの植物の特徴を読み取ることが大切だ。小問9問のうち5問が適文・適語を埋める問題。スピード感と正確さをもって1500語弱の長文を読み進め、空所に文や語を的確に埋め込んでいく処理能力が要求される。問7は連続する4つの発言を並べかえる問題で、2021年度に出題された形式を踏襲しており、論理的に考える力も必要とされる。問9の英作文は食料問題の解決法に関する自分の意見を40語~50語で記述する。食料問題、環境問題、AI 、科学技術の発達に関する問題は、英作文のテーマとして近年多くの高校で出題されている。過去の入試問題に挑戦し添削指導を受けることにより、記述力を身につけて、高得点に結びつけられる設問形式と言える。英作文は配点が8点と高配点なので、たとえ稚拙な表現であっても、正確な記述で高得点を取りたいところである。

【3】は例年同様の物語文だが、理科系のテーマが扱われたことは新傾向である。しかし、ここでも8問中7問が適文・適語補充と内容一致の設問形式になっている。文章全体の流れと登場人物の発言の意図を理解することが重要である。問2では比喩を用いた表現から話者の意図を汲み取る。問4の整序英作文では文法知識も必要になる。問6は下線部と離れた所に正解の根拠があるので、1200語以上の長文全体を把握する力が必要である。問9は手紙文で本文全体の内容をまとめる形式のもの。

立川の数学

2022年度入試問題

2022年度入試問題 数学

難易度の表記
 A:易問(全問正解したい)
 B:標準問(受検者平均を取るために正解したい)
 C:難問(差をつけるために得点したい)
 D:最難問

問題分析

大問4題、それぞれの大問の配点は25点ずつで例年と同様であった。一方で昨年度の【4】は図形の総合問題で例年の出題傾向と異なっていたが、今年度は例年の空間図形に戻ったため、全体の難易度は昨年度と比較して難化したと考えられる。

【1】は例年通り、小問5問が出題された。問4は「2022」に関連する確率の問題が出題された。数が大きいため、数え間違いが起こりやすい問題であった。落ち着いて取り組み、計算ミスなく全問正解を目指したい。

【2】も例年通り、関数分野から出題された。問2は自校作成校の関数の問題では頻出である等積変形を利用する問題だった。自校作成校を受験するにあたり、等積変形の問題は一通り触れておき、練習しておくと良い。

【3】も例年通り、平面図形分野から出題された。問2の証明は、相似の証明と二等辺三角形の証明を2つ記述しないと完答できない問題だったため、日ごろから図形の記述証明問題に慣れていなければ、手が止まってしまうような問題であった。

【4】は、昨年度は図形の総合問題であったが、今年度は空間図形が出題された。問2(1)の問題の体積の問題は文字を使って表す問題だったため、やや取り組みにくい問題であった。

例年通り、全体を通して記述が3問あるが、配点の合計が33点であり、全体のおよそ3分の1を占める。過去問を通して記述問題を繰り返し解き、訓練しておく必要がある。

立川の国語

2022年度入試問題

2022年度入試問題 国語

難易度の表記
 A:易問(全問正解したい)
 B:標準問(受検者平均を取るために正解したい)
 C:難問(差をつけるために得点したい)
 D:最難問

問題分析

【1】漢字の読み(三字熟語1問あり)、【2】漢字の書き(四字熟語1問あり)、【3】小説、【4】論説文、【5】融合文の出題だった。前年と同様、【4】の200字作文の出題が無くなり、代わりに80字~100字の記述問題(配点9点)が1問出題されている。あくまで文章内容に沿った記述解答のみを求める方針は、本校特有のものとなっている。

【3】額賀澪「風は山から吹いている」からの出題。スポーツクライミングをやめた岳と、彼を登山部へと勧誘しようとする穂高がいっしょに筑波山に登る場面。二人のやりとりや山を登る行為の中で、岳は自らの思いと向き合うようになる、その流れや心情を読み取るものであった。選択問題で全6問、自校作成問題としてはさほど難しくはないレベルと言えるだろう。

【4】はA:小林秀雄「感想」、B:伊藤亜紗「『うつわ』的利他―ケアの現場から―」の2つの文章からの出題。2つの文章を比較対照し、そこで用いられている「可能性」と「不確実性」という概念の重なり合いを検討する意図のもの。Aの小林秀雄の文章は、中学生にとっては内容を把握することが難しいものだったようだ。選択問題の4問は自校作成問題としては平均的な難度か、やや難しい。問4の記述もなかなか書きづらい問題だった。問5は文章A、Bを読んだ後の国語の授業として、先生と生徒のやり取りをもとにした設問。新傾向で、来年度以降も引き続き出題される可能性が高いため、本校受験者は必ず解いておくべき問題となっている。

【5】は渡部泰明「和歌史 なぜ千年を越えて続いたか」からの出題。和歌における「しらべ」の重要性を論じた文章で、江戸時代の歌人である香川景樹の和歌を主に取り上げている。自校作成校の融合文としては平均的な作問だが、文章自体は少々とっつきづらい印象のものだった。選択問題で5問、難度としては、例年通りか、少々難しくなった。

総評としては、200字作文がないなど、今年度も本校の独自色が強く表れた問題だったと言える。令和5年度受験生は、グループ作成以前の過去問を本校のもの以外も含めて多く解くことで、多様な出題パターンに慣れておくことが望ましい。

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