スタッフからのお知らせ東大現役進学塾MEPLO表参道教室
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【コラム】英文法問題集の使い方(2)
2022年11月4日 更新
英文法問題集の使い方に関する体験談とアドバイス
執筆者:福本征悟 東京大学理科一類2年 麻布出身
使っていた文法問題集:河合塾英文法・語法良問500 高2までは『Next Stage』やMEPLOの文法問題集を使って勉強していました。またその後、高2の文法テストゼミの解き直しをしていました。しかしそれでも文法問題の間違いが絶えず不安だったので、MEPLOの先生におすすめされた『英文法・語法良問500』を買いました。この問題集は「①空欄補充」「②誤文訂正」「③整序英作文」の3冊に分かれています。また全問大学入試から抜粋しています。そして何より一番のポイントは分野がごちゃ混ぜになっているため、より入試問題に近い感じで演習を行うことができるということです。 英文法を勉強していてありがちなのは、参考書や授業では答えが分かるのに、いざ模試や本番になったら分からなくなるということです。出題範囲を知っていれば、その分野での出題ポイントに着目することで、問われていそうなことはある程度分かります。 ところが入試において大事なのは、どこの範囲が問われているかわからない中で答えを出す能力です。その点でこの問題集は入試対応力を上げるためにも有効だと思います。 その上、分野ごとの問題番号が書いてあるので、苦手な分野だけ集中的に解くという使い方もできます。したがって文法の知識が皆無で一から覚えるためにこの問題集を解くのはあまりおすすめしません。基礎は押さえたつもりだけどちゃんと身についているかわからないといった人におすすめです。またどのような問題集にせよ、文法問題を解く上で大事なことは消去法で解くということです。つまり「なぜこの選択肢は間違いなのか」を説明できなければならないということです。答えが当たっていたからといって満足するのではなく、絶対にこの選択肢しか選びようがないというところまで理論武装して突き詰めることができれば大丈夫でしょう。その点でもこの問題集は他の選択肢がなぜ間違いなのか説明してくれているのでありがたいです。 |
【コラム】英文法問題集の使い方(1)
2022年11月3日 更新
英文法問題集の使い方に関する体験談とアドバイス
執筆者:鎌田怜 早稲田大学創造理工学部2年 共立女子出身
使っていた文法問題集:VINTAGE・実践ロイヤル英文法 文法用の問題集は学校で配られた網羅系の参考書を使っていました。MEPLOで英語の授業を取っていたので、+αとしてMEPLOの文法用のテキストの復習や文法テストの解き直しなどをしていました。文法の勉強方法は「①文法の基本的な型を身に付ける、②例外は暗記する、③問題を解く、④解説を読む」という順で行っていました。単に文法問題を解いているとモチベーションが保てなくなるので、文法問題を解くのに疲れたら、英語長文を読みながら使われている文法を考えるようにするだけでも勉強になると思います。 『VINTAGE』などの文法に特化した一問一答問題を解くときは、理由付けまでできて正解です。その問題だけ解けるように暗記するのではなく、類似問題が出たときに知っている問題に帰着できるようにするのが理想です。ぜひ問題を解くときには直感に頼らず、理由付けして問題を解いてください。 また『VINTAGE』のような問題集を解いていて、理由付けできない上に、解説を読んでも理解できない問題に遭遇することがあると思います。その場合には『実践ロイヤル英文法』などの辞書的な参考書で調べる方法をお勧めします。辞書的な参考書は端から端まで読む必要は無く、わからない問題に遭遇したときに調べる程度で良いと思います。文法問題の解説に納得がいかない場合は、例外の用法であるか、複雑な構成になってるだけで、使われている文法は基本的な型に帰着できる可能性が高いです。 いったん文法をきちんと身に付けると、英語長文中に出てきた意味が分からない文章がなぜ理解できないのか原因が分かりやすくなります。例えば私の場合、英語長文でどうしても読めない文章は、大抵倒置法が使われていました。このように英語長文を読みながら文法を見つけるようにすると、長文読解の障害を少なくすることにもつながります。 |