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vol.6 高橋 優輔さん(2014年度取材) | 卒業生インタビュー 卒業生インタビュー「K会と私」 | 会員の活躍・卒業生の声 | K会

卒業生インタビュー「K会と私」~卒業生に、K会についてお話しいただきました~

「授業で先生のお話を聞いていると、先生の頭の中で理論がとても綺麗にまとまっているのがしっかりと伝わってきます。数学の内容が綺麗に有機的に繋がっていることが話を聞くだけで本当に納得できるのです。K会の先生方はちょっと別格でしたね。」

高橋 優輔さん

■vol.6(2014年度取材)
高橋 優輔さん(立教池袋高校出身)/東京大学理科三類進学

1995年東京生まれ。立教池袋高校卒。
中学2年生の春からK会で学び、現役で東京大学理科三類に進学。
高校在学中には全国化学グランプリや物理チャレンジで入賞。将来の夢は医師になること。

K会のことはどのようにして知りましたか?

高橋:中2の頃、学校の数学の先生から「興味があるならどんどん先に進めるべきだ」と促されて、高校数学の勉強を始めました。そして、中学生のうちに高校数学を概観するという目標を持ったのです。
ちょうどその頃、家庭教師の大学生から勧められて読んでいた数学雑誌にK会の広告を見て、初めてその存在を知り、「これはおもしろいかもしれない」と思っていたところ、両親にも勧められ参加してみました。

最初の印象はいかがでしたか?

高橋:春期講習で「位相幾何学入門」という講座を最初に受講してみました。先取りして勉強していた高校数学ですが、それすらも筋が固まっているものであると私は感じていたので、「柔らかい思考の数学。こんな数学もあるのか!」というのが率直な印象です。また、受験勉強という枠に囚われずに、興味の趣くままに勉強していくスタイルに他塾にはない崇高さを感じました。

カリキュラム途中からの入会でしたね。

高橋:無学年制であること、自分の学力に応じて、どのコースからでも始められるというところがK会の魅力だと思います。
高校数学も一通りは勉強していたので、MII(数学2年目)からの受講をまず考えました。難しいカリキュラムだと聞いていたので、ついて行けるのかという不安も多少ありました。入会前に一度先生に面接をしていただいて、「学力、知識は問題ないので、2年目、3年目、いずれのコースから始めても大丈夫ですよ!」と太鼓判を押していただいたのですが、高校数学をまずしっかり身に付けてからと考え、MIIからの受講となったのです。

講師やテキストはどうでしたか?

高橋さんがK会で学んだ頃のノート

高橋さんがK会で学んだ頃のノート。大切にしていて見返すことも多いそうです

高橋:授業で先生のお話を聞いていると、先生の頭の中で理論がとても綺麗にまとまっているのがしっかりと伝わってきます。数学の内容が綺麗に有機的に繋がっていることが話を聞くだけで本当に納得できるのです。K会の先生方はちょっと別格でしたね。普段はフレンドリーであまり壁を感じさせない雰囲気なのですが・・・。
テキストについては、正直に言いますと最初に渡されたときに「これはまずい」と危機感を持った記憶があります(笑)。問題は難しく、ほとんど解けないのですから・・・。
ただ、もの凄く洗練されたテキストであるいうことだけは当初からわかりました。巷に出回っている書物の中には雑多な情報がたくさん載っているだけというものも多いのですが、K会のテキストにはまさにエッセンスが詰まっていると思います。非常に価値がありますね。現在の大学の勉強においても大いに役立っています。

数学の授業の感想をお願いします。

高橋:既に自分で先に進んで勉強していたので既習の分野もあり、復習や力試しといった講義も確かにありましたが、先生が新しい側面を次々に提示してくれるので、常に驚きと新しい発見があり非常に楽しかったです。
また、授業の復習プリントには「ここはこうすることも出来ます」というような熱心な添削を毎回していただきました。いくつかの考え方、解き方を提示したり、また、自分によくある間違いも示していただきました。先生方は、その問題が解けるかどうかということよりも生徒が深い理解をしているかどうかということに重きを置いていたようです。
授業を欠席した際には、抜けてしまった範囲について個別にしっかりフォローしていただいたので大変助かりました。

次のステップとして「現代数学」コースに進まれましたね。

高橋 優輔さん

高橋:現代数学というのは新しい考え方を作っていこうとする試みです。正直、あまりにも抽象的な内容に途中で挫折しかけたこともありましたが、担当の先生が別に時間をとって個別フォローをしてくださり、何とか山を越えることができました。結局はその数学にやみつきになってしまうのですが…(笑)
また、授業後の先生とのやり取りが本番と思えることもよくありました。現代数学について積極的に質問をしている生徒を見ると、非常に刺激になりましたし、そのような現場に身を置いていることを強く実感できました。
実際はK会の現場にいると、その魅力に気づかないということもあるのですが、他所で勉強してみて、初めてK会の経験が生きるということは多くの場面で感じました。

大学受験においてK会で学んだ数学は役に立ちましたか?

高橋:役に立つどころではありませんね。受験数学と言っても結局は基礎の積み重ねですので、基礎をどれだけ深く理解しているかが重要だと思います。その確認のためにK会のテキストをずっと使っていました。具体的にはMI(数学1年目)・MII(数学2年目)のテキストです。
東大医学部がそう遠くない存在だなと思えたのはK会の授業やテキストのおかげです。

英語の講座も受講されましたよね。

高橋:はい、夏期・冬期の集中講座で「医学・生命科学セミナー」(現在の該当講座は「英語で読む社会問題~社会医学の視点から~」)を数回受講しました。少人数の授業で、しっかりと指導していただけました。本当にあれほど英文を書いたことはないですね(笑)添削していただいた文章が山のようにあって、こんなに英語を勉強したことはそれまでにもなかったと思います。
私は英語には多少自信がありましたので、テキストの英文自体を読めないことはなかったのですが、内容は非常に高度で難しいものでした。医学系のバックグラウンドがなければ、読めないであろう内容です。先生が構文の説明はもちろん、医学系の単語を一つひとつ丁寧に解説してくれるので、どんどん知識が吸収されていくような気がして、そこに醍醐味を覚えました。
扱う内容は、「健康問題」「身体のメカニズム」「遺伝子診断の社会的問題」「老化」「アメリカの肥満問題」「iPS細胞」の話など中高生ではなかなか聞く機会がないようなテーマばかりです。
一般問題として実際に社会でどのようなことが起こっているのかを身近に感じるのは、やはり大学生になってからが多いと思いますし、まさに大学生のセミナーに近い感じがしました。
大学入試でもここまで高度なものは出題されないと思います。まさに大学院入試のレベル。自分にとっては大きな洗礼になりましたね。
私は医学部を3つ受験しましたが、こういう知識を問われるのは確実です。書物で得ることはできても、実際の出来事として実感するのは中高生では難しいと思いますので、先生のお話で、それが本当に起きていて、問題になっていることを身をもって実感することができたのは非常に貴重な体験だったと思います。
そして、自分にとって一番大きかったことは、中学時代から単純に医者になりたいという漠然とした思いが、具体的なイメージに結実していったということです。

サイエンス講座はいかがでしたか?

高橋:こちらも他では学べないことばかりでした。大変興味深かった「宇宙科学入門」のテキストは今でも大切に取ってあります。
もともと学校では物理部に所属していましたが、この講座を受講したことにより科学への関心がさらに深くなり、「物理チャレンジ」さらには「化学グランプリ」にも挑戦したのです。

「物理チャレンジ」「化学グランプリ」に参加されたということですが、印象に残っていることはありますか?

高橋:選抜試験のようなイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はお祭りのようです。日常の空間から隔離されて、好きな者同士が一晩中語り合う。そして、興味を共有し合う。K会が3泊4日で続くような感覚でした(笑)
そういう場で話すときに、自分の考えを最大限発信し、また、相手の意見でわからないことについてはよく聞く。こういったコミュニケーションの中で自分の理解も深まっていくのですが、K会の先生とお話するのと全く同じ感覚でした。
アカデミックな場でのコミュニケーション能力は絶対に必要です。これらのコンテストを通してそれが培われたのは確かだと思います。参加者は自分の言葉で語れる人ばかりで、多方面に交友関係が広がったことは今でも私の財産になっています。

K会で得たことは現在も活かされていますか?

高橋:私はケンブリッジ大学に短期留学をした経験があります。例えば、輪読会などでは、日本と違って、誰もが生徒、誰もが教師という雰囲気の中で皆が自由に発言をします。
このオープンな雰囲気はどこかで経験したことがあるなと振り返ってみたのですが、それが先ほどお話した「医学・生命科学セミナー」だったのです。K会のこの講座も、席が輪になってお互いに話し合っていくスタイルです。あの経験があったからこそ留学生活も堪能できたと思います。
本場のアカデミックな雰囲気を初めて体験したのがK会だったということはここで強調しておきたいと思います。実は大学でもまだそういう場面には出会えていないのですが・・・(笑)

どんな人にK会を勧めたいですか?

高橋 優輔さん

高橋:中2のときに自分は何に興味があるのかわからない段階で、何か面白いモノ、楽しいモノを経験したいという気持ちが非常に強かったと思います。
「楽しいことを経験したい」「深いことを学びたい」「心の底から楽しんでいる人に出会いたい」という人にとってK会は非常に恵まれた環境です。
科学全般に興味がある、本物の学問の世界に足を踏み入れたい、そのおもしろさに早くから触れたいと思う人にはぜひ足を運んで欲しいと思います。

現在の会員、またはこれからK会で学ぼうとする人たちにアドバイスをお願いします。

高橋:学ぶのは高度な学問ですので、辛くなる時期は必ずどこかで訪れます。またダレてしまうこともあるかもしれません。そんなときは積極的に先生と話をするのが良いと思います。続けていけば、学んだことが役に立つと思える瞬間が必ずやって来ます。それは確信を持って言えます。
好奇心に満ちた中高生時代。大学入試に向けた勉強はもちろん大切ですが、今この瞬間を楽しむ手段としてK会を目一杯楽しんで欲しいと思います。

どうもありがとうございました。これからもK会で学んだ経験を活かして、充実した大学生活を送ってください。

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