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vol.5 葛西 祐美さん(2013年度取材) | 卒業生インタビュー 卒業生インタビュー「K会と私」 | 会員の活躍・卒業生の声 | K会

卒業生インタビュー「K会と私」~卒業生に、K会についてお話しいただきました~

「テキストも抜群に素晴らしいです。初学者が学びやすいようによく工夫されていますし、レイアウトはもちろん、概略、定義、命題、索引と体系的でわかりやすく、しかもコンパクトにまとめられているので、今でも辞書代わりに頻繁に書棚から引っ張り出しています。」

葛西 祐美さん

■vol.5(2013年度取材)
葛西 祐美さん(国立高校出身)/東京大学理科三類進学

1994年東京都生まれ。都立国立高等学校卒。
中学2年生の2学期からK会で学び、現役で東京大学理科三類に進学。
高校在学中には中国女子数学オリンピックに出場し、日本人初となる金メダルを2年連続で獲得。将来の夢は医師になること。

K会のことはどのようにして知りましたか?

葛西:中1のときに初めて数学オリンピックの夏季セミナーに参加をしたのですが、生徒の間でK会のことがかなり話題になっていて、そこでK会の存在を知りました。話によると、講師は東大の数学科や数学オリンピックのメダリストを中心とした凄い人たちばかり。そのラインアップにとても大きな驚きを感じたとともに、こんなところで勉強してみたいという欲求が沸いてきました。

カリキュラム途中からの入会でしたね。

葛西:しばらくは独学でやっていましたが、数学オリンピックの夏季セミナーの友達の勧めもあって、中2のときにG5という講座から受講を始めました。現在のコースで言うと、MⅡ(K会2年目)の2学期からの参加ということになります。かなり先取りをしているカリキュラムであることを聞いていたので、最初は少し不安もありましたが、微分やベクトルについては自分で進んで勉強していた範囲でしたので、それほど苦もなく入っていくことができました。独学では手が届かない未習の分野ももちろんありましたが、先生方がしっかりと個別にフォローをしてくれましたので、途中入会に対する不安はすぐになくなりました。

最初の印象はいかがでしたか?

葛西:講義や演習を交えた授業スタイルはとても良かったのですが、まずそのレベルの高さに驚きました。たとえば、MⅡの3学期に入るとリーマン和と定積分など、とても難しいことを教わりますが、それは現在、大学で学んでいる範囲になります。つまり大学で扱う内容を中2で勉強していたわけですが、だからこその充実感もありましたし、受けて良かったと思いました。もう少し早くから参加していれば良かったですね。あと、周りの生徒さんの優秀さにもびっくりしました。
ちなみに、学校の数学研究会のサークルや数学オリンピック関係の仲間からもよく言われるのですが、中3の2学期で「ガロア理論」を学ぶK会はある意味、恐ろしい場所でもありますよね(笑)

先生やテキストはどうでしたか?

葛西:豪華過ぎます。この世界では有名な方たちばかりでオールスターのように感じたほどです。入会前からホームページなどを通して知ってはいたのですが、実際に教えていただけたときには本当に感激しました。テキストも抜群に素晴らしいです。これは特筆すべきことだと思います。初学者が学びやすいようによく工夫されていますし、レイアウトはもちろん、概略、定義、命題、索引と体系的でわかりやすく、しかもコンパクトにまとめられているので、今でも辞書代わりに頻繁に書棚から引っ張り出しています。先生方の論理的思考がよく表れているテキストだとつくづく感じます。

中国女子数学オリンピックに参加されましたね。印象に残っていることはありますか?

葛西 祐美さん

葛西:中国の代表の方たちは迫力がありました。北京組、上海組とそれぞれ個性があってとても興味深かったです。また、日本の代表と比べると、全般的にやる気を前面に出している方が多く、面白かったですね。言葉の問題でストレスを感じたり、食事に慣れるのに苦労したり、少しホームシックにもかかったりしましたが、中国以外にも各国の人たちと触れ合うことができて、大変貴重な経験を積むことができました。十三年度は他国の招待を行わなかったようで残念ですが、今後も各国に開放して大会を続行してもらえると嬉しいです。

K会で学んだことは役に立っていますか?

葛西:先ほど言いましたように、私は中学に入ってしばらくの間は独学で勉強していました。興味のあるものについては学校で扱う、扱わないに関わらず一人で勉強していました。そんな中、どうしても独学では理解するのが難しい分野にぶつかることもしばしばありましたが、中学・高校では決して教えてくれないような分野を満遍なく勉強できたこと、それによって知的好奇心を常に維持できたことは本当にK会のおかげだと思っています。このような環境の中で、ともに学んだK会出身の方と大学の数学科のゼミでご一緒することがありますが、やはり能力の高さを感じます。

大学受験においてはどうでしたか?

葛西:もちろん役立ちました。K会では常に難しく長い証明問題に取り組んでいたので、初見ではかなり困難に思える問題に当たっても、冷静に粘り強く向かっていく姿勢を養うことができたと思います。もちろん実践力という意味でも、そのようなタイプの問題に強くなりましたし、大きな得点源にもなりました。また、K会で早いうちから数IIIの範囲が勉強できたこともとても大きかったように思います。余裕を持って学校、あるいは受験勉強に取り組めましたから。余談ですが、私の場合は、中学時代からK会で本当の意味での数学の力を身に付けることができたので、高3のときは、英語と理科の勉強ばかりしていました。受験のための数学はやらなくても良いとすら思っています。あくまでも私見ですが…。

将来はどんな方面に進みたいですか?

葛西:医学部に進むことになると思います。研究か臨床か、そこのところは今後、自分の適性などをよく考えながら判断していきたいと思っています。

どんな人にK会を勧めたいですか?

葛西 祐美さん

葛西:これまでもK会で学んだ先輩方が同じことをおっしゃっているように、学校の数学に飽き足らない人、例えば、学校で積分を勉強しているだけでは退屈だと思っているような人には、こんな世界があるということを、ここK会で是非感じて欲しいと思います。

現在の会員、またはこれからK会で学ぼうとする人たちにアドバイスをお願いします。

葛西:K会のテキストは、大変優秀な先生方の知を結集して作られた本当に素晴らしい書物です。一行一行に深い意味が込められていると言っても過言ではありません。時間がかかっても構わないですから、この一行一行を粘り強く勉強して、しっかりと身に付けていって欲しいと思います。そうすれば、その先に広がるさまざまな数学の世界も楽しみながら勉強することができると思います。あと、クラスによって雰囲気は違ったと思いますが、私が所属していたクラスは全員大人しかったせいか、先生とは話しても、生徒同士の交流はあまりありませんでした。せっかく、他の学校から優秀な人が集まっているのですから、講師と生徒間だけでなく、もっと生徒間でも情報交換をしたり、刺激し合ったりしてみるのも良いと思います。

今後のK会に望むことはありますか?

葛西:OB・OGの方には各方面でご活躍の方も多いと聞いています。今後はこのネットワークを広げて、現役の会員の方はもちろん、我々OB・OGも参加できるようなK会サークルを立ち上げていただけると、とてもありがたいです。よろしくお願いします。

どうもありがとうございました。これからもK会で学んだ経験を活かして、充実した大学生活を送ってください。

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