医学部対策 医学部をめざす|河合塾の難関大学受験対策
冬期(11月~2月)に、医学部医学科合格に向けてやるべき対策
医学部医学科に合格するためには、「論理的思考力」と「考えを正しく表現できる答案作成力」をつけることが必要です。入試本番が近づく高3生はもちろん、高1生・高2生や中学生も、学年ごとに取り組むべき対策やポイントを押さえ、効率よく実力を高めていきましょう。ここでは、冬期にやるべき具体的な学習内容や、目標達成のための効果的な学習方法を学年別にご紹介します。
学年別に冬期・3学期にやるべき対策をチェックしよう!
高3生は入試本番に向けた最終調整をしよう!
万全の準備で入試に臨むためには、これまでの学習を振り返ることが重要です。
模試の復習をしっかりと行おう
模試は受験した後が重要です。受けたままで終わらせるのではなく、振り返りを行い、しっかりと有効活用しましょう。
模試の振り返り
医学部医学科の問題は思考力を問う問題が多数出題されます。河合塾の全統模試では、思考力を問うオリジナル問題が出題されるため、医学部入試に近い内容になっています。入試の的中率も高いため、見直しや復習をしっかり行うことが大切です。復習を先延ばしにすると多くが抜け落ちてしまうので、どんなに疲れていてもまずは当日中に復習をしましょう。1カ月後、3カ月後に問題が完璧に解けるようになっていると合格に近づくので、繰り返し復習に取り組むことが重要です。
振り返りをもとに、今後の方針を考えよう
今後の学習の方針を考えるときのポイントは3つあります。①「得意科目は何点を狙うか」、②「苦手科目・分野はどのように克服するか」、③「仕上がりの遅い科目はどのように学習していくか」です。これらのポイントを明確にすることで、自分にあった具体的な学習計画を立てることができます。振り返りをもとに自分の現状を正確に把握し、柔軟に学習方針を調整していきましょう。
大学入学共通テスト対策と二次試験対策のバランスが大事
入試が近づいてくると、国公立大学の医学部志望者の方は共通テストと二次試験のバランスがどちらかに偏りがちです。共通テストと二次試験で高い学力が要求され、取りこぼしができない医学部入試では、全科目バランスよく取り組むことが重要です。
二次試験対策
二次試験で必要な科目については、高い学力レベルが求められます。(図表1・2)できるだけ二次試験の学習比重を多くしましょう。今までやってきた模試や教科書、授業の復習なども有効です。志望大学の過去問題も複数年分解き、出題傾向を把握しておきましょう。
「医学部医学科は偏差値が高いから難しい問題を解かないといけない」と思われている方が多いですが、実はそんなことはありません。東京大学、京都大学、大阪大学、東京科学大学などの最難関大学を除き、多くの大学が標準問題も出題します。ただし、ハイレベルな受験者が集まる医学部入試では、標準問題をいかに完璧に仕上げられるかが問われます。取りこぼしのないように、入試で扱う範囲はすべて完璧にしておきましょう。
共通テスト対策
医学部入試では、大学入学共通テストで高得点をとることが重要です。(図表3)特に共通テストでしか使用しない文系科目で大きく失点すると他科目でカバーすることは難しいため、しっかり対策しましょう。二次試験でも必要な科目については、遅くとも11月・12月頃から共通テスト対策を始め、少しずつ共通テストの比重を高めて、形式に慣れていきましょう。共通テスト対策と二次試験の配分は人により異なりますが、共通テスト対策だけに偏らないように注意しましょう。
冬期講習、直前講習を活用して効率的に学習を進めよう
冬期講習、直前講習の医学部受験者向け講座および共通テスト対策講座は、合格に向けて1点でも多く取るための講座となっており、本番まで無駄なく効率的に過ごすことができます。12月からスタートする冬期講習の講義で総仕上げを行い、1月からスタートするテストゼミ形式の直前講習で最終チェックをしましょう。
冬期講習、直前講習の医学部医学科対策はこちら
冬期講習、直前講習の共通テスト対策講座はこちら
志望理由書の作成と、面接対策に取り掛かろう
医学部入試における志望理由書や面接の位置づけは、医師に求められる適性を持ち合わせているかの確認をするための試験といえます。志望理由書の作成を行うことが、面接対策にもつながってくるので、早めに取り組むとよいでしょう。
志望理由書
志望理由書は、各項目のポイントを押さえて作成しましょう。
志望理由では、単に医師への憧れを述べるだけではなく、医師という職業に対する認識、現在の医療課題、将来のビジョンなどについて具体的に述べることが大切です。大学の特性(臨床・研究実績や教育システムなど)や地域の特性(歴史や風土など)に照らして、その大学を選んだ理由を自分の将来ビジョンとともに具体的に述べましょう。
自己アピールでは、具体的な実績・経験を踏まえて、現在の自分がどのように形成されてきたのかを分析的・反省的に述べましょう。
面接対策
医学部医学科の面接では、志望理由書をもとに志望動機を明確に伝えることが重要です。模擬面接などの練習を繰り返し行い、落ち着いて話すことができるように練習を重ねましょう。また、時事問題や医療倫理に関する知識も問われるため、ニュースや医療関連の情報に目を通すことが効果的です。日ごろから医療ニュースにアンテナを張り、知識を蓄えましょう。
高2生は入試まであと1年!先を見通した計画を立てよう
入試まであと1年、今まで学習した内容を確認して、万全の体制で受験学年へ踏みだしましょう!
高1生・高2生で学んだ内容を確認しよう
「医学部医学科は偏差値が高いから難しい問題を解かないといけない」と思われている方が多いですが、実はそんなことはありません。東京大学、京都大学、大阪大学、東京科学大学などの最難関大学を除き、多くの大学が標準問題も出題します。ただし、ハイレベルな受験者が集まる医学部入試では、標準問題をいかに完璧に仕上げられるかが問われます。取りこぼしのないように、今のうちに、高1生・高2生で学んだ内容をすべて完璧にしておきましょう。
過去問題に取り組んでみて、問題の出題傾向やレベルを知っておこう
実際に過去問題に取り組んでみることで、医学部入試のレベルや出題傾向を知ることができます。まずは時間を気にせずじっくり取り組んでみてください。過去問題を完璧にできる必要はないので、あくまでも出題形式などを知ることを目的に取り組むと良いでしょう。また、共通テストについては、高2生までにならった範囲が大半を占めるので、実際の時間配分で取り組むことがおすすめです。残りあと1年で、何をしなければいけないかを明確にしましょう。
講習やイベントを活用して対策を進めよう
河合塾の冬期講習やイベントでは、医学部入試と同傾向の問題や共通テスト形式の問題にチャレンジすることができます。講習やイベントを活用することで、自分だけでは対策しきれない部分を効率よく対策できます。
冬期講習の医学部医学科対策はこちら
共通テストの問題にチャレンジ!(無料)
医療知識や時事ニュースにアンテナを張って知識を蓄えよう
医学部入試では、受験者の医師としての適性や人間性を評価するために志望理由書の提出や面接試験が課されます。面接試験では、医療に関する知識を問われることが多くなっていますが、これらは短期間で身につくものではなく、日頃からの継続的な学びと関心が求められます。ニュースや医療関連の情報にアンテナを張り、実際の医療現場の課題や最新の医療技術について理解を深めておきましょう。
高1生は学習習慣をしっかりつけ、苦手をつくらないように意識しよう
医学部入試では全科目で高得点を取る必要があります。取りこぼしのできない入試になりますので、早いうちから受験科目の土台をしっかり固めて、今後の学習をスムーズにできるようにしましょう!高1生のうちに、学校で習った内容や、どの大学でも出るような基本的な典型問題を解けるようにしておきましょう。また、自分の立ち位置を測るために模試をいくつか受けておくことをおすすめします。
学習習慣をつけよう
毎日机に向かって学習する習慣をつけましょう。高1生のうちから学習習慣をつけておくことで、高2生、高3生になったときに学習をスムーズに進めることができます。
学習習慣を身につけるためには、自分にあった学習リズムをつくることが大切です。たとえば、毎日同じ時間に机に向かうことで、自然と勉強する流れができるようになります。また、短時間でも集中して取り組むことで、勉強への抵抗感を減らすことができます。最初は15分、30分でも構いません。無理なく継続できるペースを見つけましょう。
土台を固めよう
医学部入試は取りこぼしができない入試になります。共通テスト対策も含めて教科書レベルの基本事項は早めに習得しておくことが大切です。低学年のうちに苦手分野ができてしまうと今後引きずることが多いので、高2生になる前の今、苦手をつくらないように克服していきましょう。教科書などに立ち返るのがおすすめです。得意な科目は答案を作成するアウトプットの練習も併せて進めましょう。
講習やイベントを活用して対策を進めよう
河合塾の冬期講習やイベントでは、難関大学と同傾向の問題や共通テスト形式の問題にチャレンジすることができます。講習やイベントを活用することで、自分だけでは対策しきれない部分を効率よく対策できます。
冬期講習の医学部医学科対策はこちら
共通テストの問題にチャレンジ!(無料)
医療知識や時事ニュースにアンテナを張って知識を蓄えよう
医学部入試では、受験者の医師としての適性や人間性を評価するために志望理由書の提出や面接試験が課されます。面接試験では、医療に関する知識を問われることが多くなっていますが、これらは短期間で身につくものではなく、日頃からの継続的な学びと関心が求められます。ニュースや医療関連の情報にアンテナを張り、実際の医療現場の課題や最新の医療技術について理解を深めておきましょう。
中学生は、まずは興味を広げて、好きや得意を見つけよう!
医学部をめざしたいと思ったその日から、学びを始めましょう。
好きな科目や興味関心を伸ばしながら、受験科目の土台を固めていくことが重要です。中学生の学習は、高校の学習の土台になるので「受験はまだ先」とは思わずしっかり学習していきましょう。
「苦手」を残さずに進級・進学しよう
高校での学習内容は、中学校で学んだ基礎知識をもとに、より深く、広範囲に進んでいきます。そのため、苦手な分野や理解が不十分な教科があれば、今のうちにしっかり対策を行うことが大切です。苦手克服はもちろん、すでに自信のある教科はさらに得点を伸ばすことを意識しましょう。計画的に学習時間を確保し、今後の学習に備えましょう。
自分にあった勉強方法を見つけよう
毎日机に向かって学習習慣をつけたり、学習計画の立て方を身につけたり、自分にあったノートのとり方を探したりするなど。中学生のうちに自分にあった勉強方法を見つけて、高校生になったときにスムーズに学習を進められるようにしておきましょう。今のうちに自分にあった勉強法を確立しておけば、高校生になってからもスムーズに学習を進めることができます。さまざまな方法を試しながら、自分に一番あうやり方を見つけていきましょう。
講習やイベントを活用して対策を進めよう
河合塾の冬期講習やイベントでは発展的な問題や共通テスト形式の問題にチャレンジすることができます。講習やイベントを活用することで、自分だけでは対策しきれない部分を効率よく対策できます。
中学生対象のコースのご案内はこちら
【中高一貫中3生】共通テストの問題にチャレンジ!(無料)
医療知識や時事ニュースにアンテナを張って知識を蓄えよう
医学部の入試では、受験者の医師としての適性や人間性を評価するために志望理由書の提出や面接試験が課されます。面接試験では、医療に関する知識を問われることが多くなっていますが、これらは短期間で身につくものではなく、日頃からの継続的な学びと関心が求められます。ニュースや医療関連の情報にアンテナを張り、実際の医療現場の課題や最新の医療技術について理解を深めておきましょう。



