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チューターが語る受験対策 チューターが語る受験対策

東北大学をめざす受験生へ河合塾の進学アドバイザーがアドバイス

河合塾の進学アドバイザーである東北大チューターが、東北大受験のポイントと対策をアドバイス。チューターのアドバイスを基に、東北大合格に向けて受験対策をはじめましょう。

東北大入試の特徴

東北大学の入試がどのようなものか知っていますか?

東北大学の特徴として、一般選抜(前期・後期日程)以外にも受験機会が2回あります。それは総合型選抜であるAO入試II期とAO入試III期です。AO入試II期は11月にあり、現役生のみが受けられます。AO入試III期は共通テストが終わった後に出願し、こちらは既卒生の方も受けられます(学部により卒後の年数規定あり)。

実は東北大学の定員の約3割がAO入試の合格者です。門戸が広いため、東北大志望者で出願要件を満たしている場合は、選択肢に入れるとよいでしょう。また、高1・2生から河合塾に通っている生徒には、出願要件を踏まえて早期から具体的なアドバイスをしています。
AO入試を視野に入れることで受験機会が増え、より合格する可能性が高まります。東北大学ではAO入試にも学力試験があり、試験日程も一般入試より早いため、高1・2生のうちから学力を身に付けておくことが大切です。

共通テストもしっかりと点が取れる生徒が合格

共通テストでしっかりと点が取れる生徒が合格

東北大学の入試の配点を見ると二次試験重視です。学部によって配点は異なりますが、二次試験が約6割、共通テストが約4割です。共通テストが4割なので、「最後にやればなんとかなるだろう」と考える受験生もいますが、実は共通テストが非常に大事です。東北大合格者のデータを見たときに、やはり共通テストでしっかりと点が取れている生徒が合格しているからです。また、共通テストは文章が長くて情報量が多い問題になっています。共通テスト対策は必ずしなくてはいけませんが、なかなか普段から共通テスト専用の授業を受けるのは難しい方が多いと思います。しかし、河合塾では通常の授業で共通テスト対策を学ぶことができますし、夏期講習や冬期講習などの講習でもしっかりと共通テスト対策を学ぶことができます。映像授業もありますので、忙しい中でも、いつでもどこでも対策が可能です。

東北大入試は努力が報われやすい

東北大学の入試問題は、一部の学部学科を除いてほぼ同じ問題が出題されます。とびきり難しい問題は出題されず、基礎的な内容を完答できているか、標準的な問題を解けるかが問われています。問題の出題傾向も大きく変わることが少ないため、対策もしやすく、受験生の努力が報われやすい試験だと思います。河合塾は入試問題の傾向をつかんでいますので、効率的に入試対策を進めることができます。

英語は短時間で正確に解くことが求められる

東北大学の英語の問題は4題で、長文問題2題、会話文1題、和文英訳1題がよく出題されます。内容としては長文の和訳問題や内容一致問題、選択式の問題が挙げられます。また、近年は特に英語長文の語数が増えています。たとえば、1997年の大問1は482語でした。2022年は1,007語と倍増しています。英文は以前と比べて読みやすい文章になっていますが、語彙数が増えているため、短時間で正確に解く能力が求められます。
英語が得意と思っている生徒に「自分の解答は、点数が取れる解答になっているかわかる?」と聞くようにしています。人によって「このように解く」という問題の解き方があると思いますが、見当違いの場合が多く見受けられます。長文読解がとても大事なのですが、和訳が雑な受験生が多いです。実際に解答を見ていくと、「自分では解けている」と思った問題でも「失点している」ことがあります。どこで失点しているかわからないまま入試本番を迎えてしまう場合もあるので、問題の解き方をしっかりと学びましょう。まずは授業体験で実際に河合塾の英語の授業を受けてみることをお勧めします。そこで自分の解答との違いを感じてほしいです。

一番差がつくのは数学。演習を繰り返して定着させよう

東北大学の二次試験で一番差がつきやすいのは数学です。標準的なレベルの問題を中心に出題され、高1・2生でも解けるような問題もあります。ただし、問題数や計算量も多く、確率や場合分けなどの根気強く計算させる問題が出題されることも特徴です。基礎的な内容を活用して問題を解き、試験時間も長時間に及ぶため、数学に対する耐久力も必要になります。標準レベルの問題であっても、問題数が多いので、試験時間中に「これはなんだろう」と考えている十分な時間はありません。問題を見た瞬間に反応できるよう演習を繰り返し、明快な論理的記述ができるまで早期から学習していきましょう。
数学を苦手だと思っている人は多いと思いますが、河合塾の数学の授業は解説が丁寧に行われているため、公式や解法の背景から解説します。何が求められているのかを知ることができるので、問題を正しく理解し、自分で解答できる力が身に付きます。その結果、今までわからなかった部分がわかるようになり、自信を持って問題が解けるようになります。

読解力や表現力養成には国語の対策が重要

二次試験の国語は現代文2題 ・ 古文1題 ・ 漢文1題です。大問数は変わりませんが、試験時間が2020年までの120分から150分と30分長くなりました。これに伴い、問題のページ数が2020年17ページから2022年24ページと増えています。読み取る量が増えているため、普段から学習を積み重ね、長い文章に慣れる必要があります。問題の特徴として、文脈に応じて細かな意味合いを読み取る読解力を身に付けることが求められます。さらに、記述問題も多く用意されています。記述対策は一人で学ぶことが難しいため、問題を解いたら高校の先生や河合塾の講師に添削してもらい、定められた字数で的確に説明する表現力を養いましょう。
また、二次試験で国語が不要な理系生に多いのですが、共通テストの国語対策をないがしろにし、思うような受験結果が出なかった生徒をよく見てきました。共通テストの国語対策は非常に大切です。共通テストは国語に限らず、他の多くの科目において文章量が増えて情報量が多くなっています。二次試験の数学や理科においても、問題を理解する読解力や解答をまとめる表現力が必要です。大学受験の情報量が多い問題に対応するためには、やはり国語が重要です。後回しにならないよう、授業を利用して対策を進めていきましょう。

理科は早めに対策をはじめよう

理科は学校により、単元をすべて学び終える時期が異なります。高3生の11月にようやく受験範囲が終わる場合もあり、演習が積めないまま入試本番を迎えてしまい、それが既卒生との大きな差になります。早め早めの対策で、高2生のときから物理や化学の授業を受けたり、映像授業で先取りしたりすることをお勧めします。二次試験に出やすいのは、物理なら力学・電磁気学・波動または熱力学、化学は理論分野で結晶構造や電気化学、有機化学では構造決定など。これらの重要分野は高1・2生のうちから意識するようにしましょう。

理科の学習において大切なことは、問題を解くときに解法パターンをあてはめるのを止めることです。暗記やパターン認識で解くことはできません。その現象を具体的にイメージしながら学習することが必要です。河合塾で正しい理科の解き方を学びましょう。

医学部合格には高い記述力が必要

東北大学医学部に合格するには、高い記述力が必要です。二次試験で75%以上の得点をめざす必要があります。難関である工学部と比べても、合格者平均点が10%以上高い数値です。得点目安として、数学6問のうち4問を完答し、理科では80%以上得点するなど、「完答する力」=「解答の根拠を文章や図にして読み手に正確に伝える力」を河合塾の授業を通じて身に付けていきましょう。
また、面接対策も万全です。東北大は3回面接が行われます。医師に必要な教養が問われる質問や小作文があります。面接を攻略するには、全国最大級の情報力と指導経験豊富なチューターがいる河合塾にお任せください。

医学部医学科について詳しくはこちら 「医学部の受験対策をする」

総合型選抜のAO入試で受験機会を増やす

総合型選抜のAO入試で受験機会を増やす

高3生で学習成績概評(高校3年間の成績をA~Eの5段階で表したもの)でAが取れている場合は、AO入試II期を視野に入れることをお勧めします。AO入試II期は学力試験と面接ですので、英語や数学、国語、理科などの一般入試選抜対策をそのまま活かすことができます。基本的には一般選抜ベースで勉強し、高3生からAO入試II期の対策が本格化する流れになります。
また、AO入試II期に出願する際には活動報告書の提出が必要です。活動報告書は学部によって異なりますが、3~5つの活動実績を記入します。この活動実績は評価点になりますし、面接のときに質問されることもあります。高1・2生のうちから自分のアピールポイントを考えておきましょう。東北大学が公表しているアドミッションポリシーに英語を評価する記載がありますので、生徒には英検2級や準1級を取っておくよう勧めています。また、学校での活動も重要です。たとえば、文化祭実行委員をしていた。部活動で部長をしていた。などの実績も良いアピールポイントになります。

AO入試III期は共通テストが必須です。出願書類と面接、工学部・医学部は英語の独自試験もあります。英語試験がある学部は、II期と同じように英語を重視しているため、早めに英語学力を完成させておきましょう。また、共通テストが終わってすぐ出願になりますので、年内に出願書類を準備しておく必要があります。

生徒にAO入試の成績開示結果を聞くと、成績がよいことはもちろんですが、高校生活が充実している生徒の合格率が高いと感じています。東北大学は学力だけでなく、総合的な能力を求めている大学だと思いますので、学校も塾も全力で頑張りましょう!

東北大学に合格する生徒の特徴

東北大学に合格する生徒の特徴

合格者に多い生徒の特徴は、積極的に相談をしていることです。自習していて、物理で思い悩んでいる、数学のここがうまくいかないなど、自分の課題を明らかにするのは恥ずかしいと思う方もいますが、相談して解決しようとする姿勢を持っていることが大事です。
また、自習室の使い方を工夫していることも多いです。自習室は、専用自習室や空き教室、ラウンジなどがあります。緊張感をもってやりたい、リラックスしたいなど、状況に応じて自習室を使い分けることができると、集中力を保ちながら継続した学習ができるようになります。

模試を学習計画の見直しなどに活用

高1・2生時の模試範囲は高3生に比べると広くありません。自分が最近まで学んでいた内容が出題されます。模試が解けなかったのなら、授業で学んだ内容の定着に不十分な点があるということです。模試を学習計画に取り入れて、自分の学力を定期的に見直し、学習内容を着実に身に付ける学習習慣をつくりましょう。
また、生徒には、面談時に模試内容の確認をします。「なぜ空欄なのか」、「なぜ途中までしか書けていないのか」などを確認していきます。空欄だから悪いわけではありません。「残り時間が5分しかなかったので、ここを優先しました」、「ここはもう解けないと思ったから、ここに全力を注ぎました」など、自分で工夫しているのならよいのですが、ただ漫然と解いている場合は模試の取り組み方も指導していきます。
模試を定期的に受けることで、自分の学習計画の見直しやモチベーションの維持につながります。どのように学習を進めていけばよいかアドバイスが欲しいなどありましたら、ぜひチューターに相談してみてください。

チューターが紹介している模試・イベントの詳細はこちら

受験生へのメッセージ

河合塾仙台校チューター

東北大生には常に前向きに学ぶ姿勢が必要だと思います。これから出てくる新しい分野に対応していくためにも、常に学ぶことで新しい発見がある、そういう学習を楽しんでほしいです。そうすれば大学に入学した後にミスマッチが起きずに進路を決めていけますし、入試でも、学びを楽しんでいる生徒が合格していると思います。河合塾には、東北大学をめざすために必要な授業やサポート、入試情報、学習する環境がすべてあります。今から始めようと思ったら、まずは気軽に近隣の河合塾校舎窓口にお越しください。私たちチューターが、皆さんにあった学習のポイントや学習計画をアドバイスします。ぜひ河合塾を活用して、学びを楽しんでください。応援しています。

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