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受験うつ・起立性調節障害・発達特性などで「勉強できない」と悩む方へ。波のある自分を肯定して大学受験を目指す方法 心と体のコンディションから考える、これからの進路と大学受験 | 河合塾COSMO

明るい日差しの下、穏やかな水面にたゆたうカモの写真。

「大学に行きたい気持ちはあるのに、どうしても朝起きられない」 「机に向かうと動悸がして、文字が頭に入ってこない」 「同級生は毎日予備校に通っているのに、自分はゲームばかりして逃げてしまう」

受験という大きな壁を前にして、心や体に不調をきたし、思うように勉強が進まない状態に陥っていませんか?「うつ」のような気分の落ち込みや、「起立性調節障害(OD)」による激しい倦怠感、「ADHD(注意欠如・多動症)」などの発達特性による集中力のコントロールの難しさなど、その症状は人それぞれです。 しかし、共通して本人を最も苦しめているのは、「こんな状態では大学受験なんて無理だ」「自分はただ甘えているだけなのではないか」という、逃げ場のない深い自己否定感です。そして、見守る保護者の方もまた、「このままでは将来どうなってしまうのか」と、終わりの見えない不安の中で疲弊されていることでしょう。

この記事にたどり着いたご本人、そして保護者の方へ。 これまで多くのメンタル不調や体調不良を抱える受験生を大学へと送り出してきた私たちから、まず最初にお伝えしたいことがあります。 それは、あなたが今「勉強できない」のは、決して「意志が弱いから」でも「甘えているから」でもないということです。心身の不調は、過酷なプレッシャーからあなたの命を守るための、大切なサインに他なりません。

大学受験は、「毎日朝から晩まで、安定して机に向かい続けられる人」だけが挑戦できるものではありません。日によって体調に大きな波があったとしても、その波を否定せず、上手く乗りこなす方法さえ見つければ、大学への道は必ず開けます。

この記事では、受験期の心身の不調がなぜ起こるのかというメカニズムを紐解き、毎日安定して勉強できなくても志望校を目指せる「波のある自分との付き合い方」を解説します。また、ご家庭での適切なサポートのヒントや、予備校としての具体的な伴走の形もご紹介します。 「もう諦めるしかないのかも」と絶望する前に、まずはこの記事を読んで、絡まった心の糸を少しずつ解きほぐしてみてください。

受験うつや起立性調節障害で「勉強できない」のは「甘え」ではない

柔らかく、暖かそうな毛布の写真。安心して休息できそうなイメージ。

周囲の同級生が当たり前のようにできている「学校や予備校に通うこと」「長時間勉強すること」が、今の自分にはどうしてもできない。その現実は、真面目で責任感の強い人ほど、「自分が情けないからだ」という強烈な自責の念へと変換されてしまいます。しかし、不調の裏側には明確なメカニズムが存在します。

うつ、起立性調節障害、発達特性(ADHDなど)…多様化する心身のサイン

受験期に現れる不調は、単なる「気分の落ち込み」だけにとどまりません。 「受験うつ」と呼ばれるような、何に対しても興味が湧かず無気力になる状態。朝どうしても血圧が上がらず、めまいや頭痛で起き上がれない「起立性調節障害(OD)」。プレッシャーからお腹が痛くなり、電車や教室にいられなくなる「過敏性腸症候群(IBS)」。あるいは、人混みや他人の視線が極端に怖くなる「不安障害(社交不安など)」や、昼夜が完全に逆転してしまう睡眠リズムの乱れ。さらに、もともと持っていた「ADHD(注意欠如・多動症)」や「ASD(自閉スペクトラム症)」などの発達特性が、受験のストレス環境下でより強く表面化し、計画通りに学習を進められなくなるケースも多々あります。 検索窓にこれらの言葉を打ち込んだあなたに知ってほしいのは、「同じような症状に苦しみながら、それでも大学進学を目指して葛藤している仲間は、全国にたくさんいる」という事実です。あなた一人だけが特別なわけではありません。

心身の不調は、ストレス環境から自分を守るための「生存戦略」

なぜ、こうした不調が起きてしまうのでしょうか。少し専門的な視点になりますが、これを個人の「道徳観」や「倫理観(あるべき姿)」だけで捉えると、「意識が足りない」という結論になってしまいます。しかし、生物学や心理学の視点で見ると、全く違った景色が見えてきます。 自然界において、ストレスの多い過酷な環境に置かれた生き物はどうするでしょうか。たとえば深海生物やナマケモノは、代謝を極限まで落とし、極力動かないことで生き延びるという「生存戦略」をとります。人間のメンタル不調もこれと同じです。「受験」や「将来」という強烈なプレッシャー(環境)に対して、脳が無意識に「心の代謝」を落とし、強制的にシャットダウンさせることで、心が完全に壊れてしまうのを防ぐ『適応のプロセス』なのです。 つまり、あなたが今動けないのは、「命を守るための正常な防衛システム」がしっかり作動している証拠だと言えます。

起立性調節障害などで「無理やり起きる・無理をする」ことのリスク

この防衛システムが作動している最中に、「気合いでなんとかしよう」とするのは非常に危険です。 例えば、検索ワードでも非常に多い「起立性調節障害 無理やり起きるとどうなる」という疑問。自律神経のバランスが崩れ、体が「今は休もう」とサインを出しているのに、無理やり起きて学校や予備校に行こうとすると、激しい動悸、めまい、吐き気だけでなく、最悪の場合は失神して倒れてしまうこともあります。また、無理を重ねることで「学校に行こうとすると体調が悪くなる」という条件反射が脳に刻み込まれ、回復までの期間がさらに長引いてしまいます。 気合いや根性で治るものではありません。まずは「今は無理ができない状態である」という事実を、本人も周囲も静かに受け入れることが、すべての回復の第一歩になります。

大学受験を諦める前に知ってほしい、「調子の波」との付き合い方

静かな道を進む自転車の影の写真。平坦ではない道だが、ゆっくりと自分のペースで進んでいくイメージ。

「毎日10時間勉強しなければ受からない」「毎日予備校に通えなければ浪人する資格はない」。そんな強迫観念に縛られていませんか?大学受験において、本当に大切なのは「毎日の安定」ではありません。

「遅れを取り戻したい」という焦りや高い目標は、そのまま受け止めていい

メンタル不調でブランクが空いてしまった受験生に多いのが、「遅れを取り戻すために、明日から毎日12時間勉強して難関大を目指す!」といった、今のコンディションからすると少し無理のある「高い目標(高望み)」を立ててしまうことです。そして、それが実行できずに再び自己嫌悪に陥る、という悪循環を繰り返します。 しかし、私たちはこの「高望み」を頭ごなしに否定したりはしません。なぜなら、その高い目標や焦りの裏側には、「やっぱり自分は成長したい」「遅れを取り戻して、同級生と同じように前へ進みたい」という、あなたの確かな『生命力(エネルギー)』が隠れているからです。 その熱い思いや負けん気は、丸ごとそのまま受け止めていいのです。ただ、最初からトップギアを入れるとエンジンが焼き切れてしまうため、まずはその思いを抱えたまま、今の体調でできる「等身大のペース」を、伴走者と一緒に少しずつ見つけていけばいいのです。

受験勉強は「毎日継続」できなくても大丈夫。波を緩和しながら進む

「継続」や「安定」という言葉の定義を、少しだけ変えてみましょう。 受験勉強の継続とは、「毎日必ず同じリズムで、長時間の勉強をやり遂げること」だけではありません。体調には必ず波があります。調子が良い日もあれば、どん底に体が重い日もあるでしょう。 「1日8時間」を毎日継続できなくても、「週に2〜3回、午後だけ勉強する」を継続する。「1日30分だけテキストを開く」を継続する。あるいは「調子の良い日だけ少しやる」を継続する。これらもすべて立派な継続です。 初めは不規則で不調の波を「完全に平らにして治す」ことを目指すのではなく、大きな波を「生活に支障がない程度の小さな波に緩和し、波と並走しながら進む」こと。これが、メンタル不調を抱える受験生にとっての最大の合格戦略になります。

「人任せ(受動的)」や「一旦勉強から離れる(回避)」ことも立派な対処法

「勉強しなければいけないのに、ゲームばかりしてしまう」「自分で決められず、親や塾のスタッフに判断を丸投げしてしまう」。こうした「回避・逃避」や「受動的」な態度も、実はストレスから身を守るための重要な「ストレスコーピング(対処行動)」の一つです。心が限界のときは、一旦現実から目を背けてゲームの世界に没頭したり、自分で決断する責任を誰かに預けたりすることで、エネルギーの漏出を防いでいるのです。

ただし、ここで一つだけ注意が必要な点があります。それは「回避・逃避の長期化」です。 一時的な回避は心の休息として非常に有効ですが、長期間にわたって完全に現実から目を背け続けてしまうと、問題が山積みになり、いざ社会や受験に向かおうとしたときのハードルが途方もなく高くなってしまいます。 だからこそ、私たちのような予備校のスタッフ(伴走者)が存在します。まずは回避している状態を「今は必要な休息だね」としっかり肯定した上で、それが長期化・固定化してしまわないよう、無理のないタイミングで声をかけ、本人のペースを尊重しながら、少しずつ現実の目標(受験や進路)へと意識を向けていくサポートを行います。

保健室登校や自宅学習から、大学のキャンパスへ向かうために

今は高校の教室に入れなかったり、自宅から出られなかったりする状態でも、その先の「大学」という環境は、実はあなたの想像以上に生きやすい場所かもしれません。

実は、高校よりも「大学」の方がはるかに息がしやすい

「高校にも通えない自分が、大学でやっていけるはずがない」。そう悲観する声をよく聞きます。しかし、多くの先輩たちを見てきて言えるのは、高校のシステムと大学のシステムは全くの別物だということです。 大学には、高校のように「朝8時半から夕方まで、毎日同じメンバーと狭い教室で過ごす」という息苦しさはありません。キャンパスは広く、時間割は自分で自由に組むことができます(調子が出ない午前中には授業を入れない、ということも可能です)。また、夏休みや春休みなどの長期休暇が年間で約4ヶ月もあり、自分のコンディションを整える時間が十分に確保されています。 「工業化社会」も背景に、集団の価値に重きをおいた画一的な高校の空間よりも、多様性と自由度が高い「大学」の空間は、繊細な気質や体調の波を持つ人にとって、驚くほど居心地が良いことが多いのです。「なんとかなるかも」という希望を、どうか捨てないでください。

医療機関とも上手く付き合いながら受験期を乗り切る

うつや起立性調節障害、発達特性などでクリニックに通院している場合、受験勉強と医療機関との連携も非常に重要なテーマになります。 「薬を飲むと眠くなるから」と自分の判断で服薬をやめてしまったり、主治医に「最近勉強の調子はどう?」と聞かれてもうまく答えられなかったりすることはよくあります。 通院は治療の要ですが、診察室での短い時間で自分の状態を正しく伝えるのは難しいものです。そんなときは、診察の前後で親以外の大人(予備校のスタッフなど)と「今の近況を、先生にどんなふうに伝えようか」「先生からはどんなアドバイスをもらった?」と、何気ない対話を通じて状況を整理しておくことが有効です。一人で抱え込まず、医療と学習のバランスを上手く保ちながら進んでいきましょう。

【保護者の方へ】親の「リラックス」が、子どものコンディションを上向かせる

2つ並んだコーヒーカップの写真。お茶を飲んでリラックスしているイメージ。

子どもの不調を一番近くで見守る保護者の方のストレスは、計り知れません。「起立性調節障害 親のストレス」「受験 うつ 親の対応」といった検索が数多くなされている通り、どう接していいか分からず、ご家庭全体が暗く重い空気に包まれてしまうことも少なくありません。

「心のコップ」が溢れそうなときの叱咤激励は、少しお休みしてみる

心理学には「心のコップ」という有名なメタファーがあります。 健康なときは、少々のストレスという水が注がれてもコップには余裕があります。しかしメンタル不調のときは、「自信の喪失」「将来の不安」「家族への申し訳なさ」といった水で、すでにコップはギリギリまで満杯になっています。 この状態のときに、「もう少し頑張れない?」「せめて単語帳だけでも開いたら?」といった叱咤激励を注ぐと、水は一気にあふれ出し、子どもは「緊張・警戒・回避」の反応を示して部屋に閉じこもってしまいます。 もちろん、叱咤激励がうまく響くタイミングもあります。しかしそれは、「コップに十分な余裕ができたとき」に限られます。今はまず、無条件の肯定と安心感を与え、コップの水を減らす(休息させる)ことに専念し、励ますのは少しお休みしてみることをお勧めします。

親の心配や緊張は非言語で伝わる。「まずは親がリラックスする」ことの重要性

「言葉では『休んでいいよ』と言っているのに、子どもが全然安心しない」。そんなときは、親御さん自身の「表情」や「声のトーン」に注目してみてください。 『メラビアンの法則』によれば、人間が感情を受け取る割合は、言葉そのものからはわずか7%。残りの93%は「声のトーン」や「表情(顔)」から受け取っているとされています。つまり、言葉でどれだけ優しいことを言っていても、親の顔が「この子はどうなってしまうんだろう」という不安や焦りでこわばっていれば、子どもはそれを敏感に察知し、強いプレッシャーを感じてしまうのです。 お子様の安心に一番つながるのは、「保護者自身がリラックスしていること」です。

医療機関との付き合い方や、第三者(予備校スタッフなど)への「荷下ろし」

とはいえ、子どもの将来がかかっている中で、親が自然にリラックスするというのは至難の業です。 だからこそ、親が一人で抱え込まない仕組みが必要です。進路への不安や、日々の生活態度に対するイライラなどは、お子様に直接ぶつけるのではなく、第三者である予備校のスタッフなどにどんどん「荷下ろし」をしてください。 「本人が全然勉強しないんです」「昼夜逆転が治らなくて不安です」。そうした親御さんのリアルな葛藤を専門スタッフが受け止め、客観的な見通しをお伝えすることで、親御さんの心に少しの余裕が生まれます。その余裕(リラックス)が、お子様にとって最高のサポート環境になるのです。

メンタル不調・体調不良の受験生を支える「河合塾コスモ」の伴走

スタッフと生徒が談笑している様子の写真。河合塾コスモは、ありのままを受け入れてくれる安心の居場所です。

私たち河合塾コスモは、ただ勉強を教えるだけの場所ではありません。「毎日安定して通えない」「プレッシャーに弱い」といった体調不良やメンタル不調を抱える受験生たちが、再び自分らしさを取り戻し、大学進学へと向かうための「伴走型予備校」です。

「肯定と安心の関係」をすべてのベースにする温かな居場所

コスモが何よりも大切にしているのは、生徒との間に「肯定と安心の関係」を築くことです。「なんで来なかったの?」「もっと頑張らなきゃダメだ」といった否定や落胆の言葉で迎えることはありません。 動けないこと、不安定であること、時には強がってしまう事情も、無気力な状態も、まずはそのまま「ありのまま」を肯定します。この安心感がベースにあるからこそ、生徒たちは少しずつ心のコップの水を減らし、自分から「勉強してみようかな」というエネルギーを蓄えていくことができます。

専門的な知見と長年の経験に基づく、ベテランスタッフの「本質的な理解」

コスモに在籍するスタッフ(フェロー)は、単なる進路指導員ではなく、心身の不調に対する解像度が極めて高いベテランが揃っています。 生徒の不調を「気合いが足りない」という精神論で片付けることはありません。生物学的・心理学的・社会学的な多面的な視点から、「なぜ今この子は動けないのか」「どのような言葉が適切か」を深く理解し、アプローチします。時にはご本人との面談を通じて、心境を整理する壁打ち相手となり、時にはクリニックとの向き合い方を一緒に考えるなど、一人ひとりのコンディションに寄り添う、懐の深いサポートを提供しています。

「通うことも休むことも断続的でいい」波に合わせた柔軟なカリキュラム

「毎日朝から予備校に通わなければならない」というプレッシャーは、コスモには存在しません。 起立性調節障害で朝が辛いなら、午後から登校すればいい。どうしても外に出られない日は、オンラインを活用して自宅から授業に参加すればいい。調子が良いときは河合塾の洗練された授業に取り組み、波が来たときは無理せず休む。 コスモでは、「断続的であること」を前提に、あなたの今の体調に合わせた個別最適化された時間割を組み、大学合格までの道のりを一緒にデザインしていきます。

まとめ

うつや起立性調節障害、発達特性などのメンタル不調・体調不良による「勉強できない」という悩み。それは、あなたが過酷なストレス環境の中で一生懸命生き抜こうとし、心が限界を訴えた結果として生じた、大切なサインです。 決して甘えではありませんし、あなたが人として劣っているわけでもありません。

受験生だからといって、毎日安定して継続する必要はないのです。大きな波を少しだけ緩和し、「少しずつ、やれるときにやる」という断続的な歩みでも、大学という多様な世界へたどり着くことは十分に可能です。

一人で、あるいはご家庭の中だけで解決しようとせず、まずは河合塾コスモに頼ってみてください。あなたの不調を深く理解し、肯定し、波に合わせたペースで一緒にゴールを目指す伴走者がここにいます。 焦らず、ゆっくりと。あなたに合った再スタートの形を、ここから見つけていきましょう。

河合塾コスモは、いつからでもスタートでき、自分のペースで学べる居場所です。

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