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学校休む方法を知りたいときに考えてほしいこと 心と体のコンディションから考える、これからの進路と大学受験 | 河合塾COSMO

行き先 標識 選択が必要なときのイメージ

 「明日の朝、学校に行くのが怖い」「どうやって休めばいいのか理由が思いつかない」 今、このページを開いているあなたは、そんな切迫した気持ちでスマートフォンを握りしめているかもしれません。

 まず最初にお伝えしたいのは、「学校を休みたい」と思うことは、決しておかしいことでも、あなたが弱いからでもないということです。 長い人生の中で、心や体が「一時停止」を求めるのは、生きていくための自然な防衛反応です。

 この記事では、どんな状態のときに休む判断が必要なのか、無理を続けるとどうなるのか、そして休んだあとにどのような選択肢があるのかを整理して解説します。 「学校に行くか、行かないか」の二択で追い詰められている心を少し緩めて、「休むことは次のステップへの準備期間」だと捉え直すためのヒントにしてください。一人で抱え込まず、一緒に整理していきましょう。

学校を休みたいと感じるのは特別なことではない

絡まった糸、ととのえる必要がある状態のイメージ

学校生活が負担になりやすい今の環境

 今、学校に行きづらさを感じている中高生は増え続けています。その背景には、現代特有の「求められるハードルの高さ」があります。 高度な学習内容、部活動や行事への参加、さらにSNSを通じた複雑な人間関係など、常に「評価」や「視線」にさらされる環境は、大人以上に過酷なものです。 特に、中学受験や高校受験を必死に乗り越えてきた人ほど、「頑張るのが当たり前」という感覚が染み付いており、気づかないうちにエネルギーを使い果たしてしまう「バーンアウト(燃え尽き)」のような状態に陥ることが少なくありません。

理由は一つではなく重なり合う

 「これといった明確な理由がないのに行けない」という自分を責めてしまう人もいますが、きっかけは一つでないことがほとんどです。 勉強のプレッシャー、友人との些細なすれ違い、季節の変わり目による体調変化などが複雑に絡み合い、コップの水が溢れるように限界が訪れます。「甘え」や「気合不足」ではなく、心と体、そして環境のバランスが崩れた結果として起こる現象なのです。

学校を休む判断が必要になる状態とは

暖かい飲み物で休憩するイメージ

体や心に出やすい限界のサイン

「休む方法」を考える前に、まず自分の今の状態をチェックしてみてください。

  ● 朝起きられない、腹痛や頭痛が続く
  ● 制服に着替えようとすると涙が出る、動悸がする
  ● 好きなことにも興味が湧かない、無気力状態

 これらは、心と体が「もう限界だよ」と叫んでいるサインです。この段階で無理やり登校しても、授業の内容は頭に入らず、ただ苦しい時間を過ごすだけになってしまいます。

無理に登校を続けたときに起こりやすい流れ

 「休んだら遅れてしまう」という焦りから無理を続けると、不調が慢性化し、回復までに長い時間を要することになります。 本当は数日の休息で回復できたはずが、限界を超えて走り続けた結果、完全にエネルギーが枯渇し、長期的な休養が必要になってしまうケースも少なくありません。「休む決断」を先延ばしにすることは、結果的にリスクを高めてしまうのです。

早めに休むことで立て直せるケース

 逆に、限界を迎える前に勇気を持って「戦略的に休む」ことができれば、エネルギーを温存し、次の動き出しをスムーズにすることができます。 「休み=後退」ではありません。「メンテナンスのためのピットイン」だと考えてみましょう。

学校を休む方法を考える前に整理してほしいこと

 ここまで「整理してほしい」と書きましたが、今は頭の中が混乱していて、自分の気持ちさえよく分からない状態かもしれません。それは当然のことです。 渦中にいるときは、冷静に考えたり、先の計画を立てたりする気力なんて湧かないのが普通です。 ですから、今すぐ無理に答えを出そうとしなくて大丈夫。ただ、苦しい心を少しだけ守るために、以下の視点を「頭の片隅」に置いてみてください。

「どうしたい?」の答えは今なくていい

 親や先生から「休んでどうしたいの?」「何のために休むの?」と聞かれると、答えに詰まってしまうと思います。 「明確な目的がないと休んではいけない」なんてことはありません。「とにかく今は辛いから休みたい」。それだけで十分な理由です。 ただ、その「休む」を「逃げ」や「サボり」と呼ぶのではなく、「疲れ切った心を回復させるための期間」と呼び方を変えてみてください。それだけで罪悪感が少し減り、休むことが意味のある時間に変わります。

今日休むことと、未来のことは切り離して考える

 「今日休んでしまったら、もう二度と学校に行けなくなるんじゃないか」という不安がよぎるかもしれません。でも、先のことを今決める必要はありません。 「とりあえず今日1日は休んで、明日のことはまた明日考えよう」でもいいですし、「しばらくはエネルギーを溜める期間にしよう」と決めるのも一つです。 今の時点で「今日だけ」なのか「しばらく」なのか、自分でも分からなくて大丈夫です。まずは「今の自分」を守ることだけを考えてください。

「元に戻る前提」に縛られすぎない考え方

 「休んで元気になったら、また元の教室に戻らなければならない」と思うと、休むことすら怖くなってしまいます。 しかし、必ずしも元の場所に戻ることだけが正解ではありません。環境を変える、学び方を変えるという選択肢も含めて考えることで、心に逃げ場ができ、安心して休めるようになります。

学校を休むときの伝え方で大切な視点

親子で犬の散歩。同じ時間、会話を共有するイメージ

正しい言い訳を用意しなくていい理由

 親や先生に休む理由を伝えるとき、「お腹が痛い」「熱がある」といった身体的な理由を探しがちです。もちろんそれも一つの方法ですが、「心が辛い」「どうしても行けない」という感覚的な理由も、十分正当な理由です。 嘘をついて休むと、その罪悪感で家でも心が休まらなくなってしまいます。

うまく説明できない自分を責めなくていい

 「なぜ行きたくないの?」と聞かれても、うまく言葉にできないことも多いでしょう。それはまだ自分の中で整理がついていないからであり、悪いことではありません。 「今はうまく言えないけれど、とにかく辛い」「少し時間がほしい」と伝えるだけでも十分です。

親や学校とは「説得」ではなく「共有」

 親を「説得」しようとすると、どうしても対立構造になりがちです。 大切なのは「今、自分がどれだけ苦しいか」という現状を「共有」することです。「さぼりたいわけではなく、エネルギー切れを起こしている」ということが伝われば、親御さんも「どうすれば回復できるか」という視点で一緒に考えてくれるはずです。

休みが続きそうなときに知っておきたい学びの選択肢

今の学校だけが選択肢ではない

 もし、今の学校に通い続けることが難しいと感じても、学びを諦める必要はありません。世の中には多様な学びのスタイルがあります。

フリースクールという居場所の選択

 学校以外の「居場所」として、フリースクールがあります。学習支援だけでなく、同じような悩みを持つ仲間との交流や、自分のペースで過ごすことを重視している場所が多く、社会との接点を保ちながら回復を目指せます。

通信制高校という学び方

 毎日登校する必要がなく、自宅学習(レポート)を中心に高校卒業を目指すスタイルです。自分の体調に合わせて学習ペースを調整できるため、多くの不登校経験者が転入しています。

高卒認定(高認)を使って進路を組み直す考え方

 「学校」という枠組み自体が合わない場合は、高卒認定試験(高認)を受けて、直接大学や専門学校への進学を目指すルートもあります。人間関係のストレスから解放され、時間を効率的に使って、受験勉強に集中できるというメリットがあります。

高卒認定という制度の基礎知識

高卒認定とはどんな制度か

 「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)」は、高校を卒業していない人が、高校卒業と同等の学力があることを国が証明する試験です。満16歳以上なら誰でも受験でき、合格すれば「中卒」のままでも大学受験が可能になります。

高卒認定から広がる進路

 この試験に合格すれば、大学・短大・専門学校への受験資格が得られるだけでなく、公務員試験や一部の就職試験でも高卒者と同様に扱われます。 「高校を卒業しなければ人生が終わる」というのは思い込みです。高卒認定という「パスポート」を使えば、いつでも進路を再構築できるのです。

通信制高校との違い

  ● 通信制高校: 高校に在籍し、3年間で卒業資格を得る(学歴は「高校卒業」)。
  ● 高卒認定: 試験に合格して学力証明を得る(学歴は「中学卒業」だが、大学に入れば「大学卒業」となる)。 「卒業証書」にこだわるか、「次の進路への切符」を最短で手に入れるか、という違いがあります。

制度を選ぶ際に意識したいポイント

 高卒認定は独学でも受験可能ですが、自己管理が必要です。「一人で勉強を続けられるか」「大学受験までのサポートが必要か」を考えて選ぶことが大切です。

学校を休んでも大学進学は目指せる

実際に進学している人が増えている現実

 不登校や高校中退を経験してから、大学に進学する人は年々増えています。 一度立ち止まったからこそ、「本当にやりたいこと」が見つかり、現役生以上の意欲で志望校に合格するケースも珍しくありません。休んだ経験は、決してマイナスだけではないのです。

独学での学習が難しい理由

 ただし、学校というペースメーカーがない状態で、一人で受験勉強を続けるのは簡単ではありません。生活リズムが乱れたり、孤独感からモチベーションが下がったりしがちです。また、大学入試の情報収集も自分で行わなければなりません。

支援環境が重要になる理由

 だからこそ、学習面とメンタル面の両方を支えてくれる環境が重要です。「今日はここまでできた」「不安になったら相談できる」という場所があるだけで、受験勉強の継続率は格段に上がります。

学校を休む選択をした学生を支える河合塾コスモ

農園サークルの様子。軽く体を動かしながら、体と心のコンディションを整えます。

対象となる学生

 河合塾コスモは、不登校や高校中退、あるいは通信制高校に在籍しながら大学進学を目指す15歳〜20代のための予備校です。 進学校での競争に疲れてしまった人、人間関係に悩み学校を離れた人など、多様な背景を持つ生徒が在籍しています。「休んだ経験」を持つ仲間が多いからこそ、お互いのペースを尊重できる空気があります。

少人数制と学び直しへの対応

 授業は少人数制で、中学レベルの基礎から大学受験レベルまで幅広く設置されています。 「やる気はあるけれど、体がついていかない」という場合でも大丈夫。コスモでは「通うこと」も「休むこと」も断続的であってよいと考えています。調子が良いときは通い、疲れたらメンテナンス休暇を取る。そんなふうに、自分のコンディションに合わせて柔軟に学びを継続できる仕組みがあります。

メンタル面を含めたサポート体制

 コスモが大切にしているのは、生徒本人だけでなく、保護者の方へのサポートです。 家で休んでいるとき、どうしても親御さんの視線や心配が気になってしまうものですが、コスモではフェロー(スタッフ)が間に入り、ご家庭の不安を和らげるお手伝いをします。 親御さんの心が軽くなることで、家庭が「安心して休める場所」になり、結果として生徒本人のエネルギー回復も早まるからです。

進路相談から大学進学までの一貫支援

 勉強だけでなく、自由参加のゼミやサークル活動、農園作業なども活用しながら、少しずつエネルギーを充電していきます。 平均勤続18年以上のベテランフェローが、学習計画から日々の雑談まで寄り添い、高卒認定の取得や通信制高校との両立、そして大学合格までをトータルでサポートします。

よくある質問

Q. 学校を休んでも大学進学はできますか?

A. はい、できます。高卒認定試験や通信制高校を活用することで、全日制高校と同じように大学受験資格が得られます。

Q. 高卒認定は就職で不利になりますか?

A. 大学や専門学校を卒業すれば、最終学歴は「大卒」「専門卒」となるため、不利になることはありません。

Q. 休みが長くなっても大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。焦って無理に戻ろうとするより、しっかりと休んでエネルギーを溜める方が、結果的に次のステップへ進む近道になります。休んでいる期間も決して一人ではありません。適度な距離感でフェローがサポートしていきます。

Q. 途中から河合塾コスモに通えますか?

A. はい、年度の途中からでも入塾可能です。その年度の授業はGoogle Classroomのシステムを使い、4月までさかのぼって映像受講することもできます。まずは見学や相談に来て、自分に合う雰囲気かどうか確かめてみてください。

心が軽くなって、ふとした時に、窓から外を見てみたくなる。

まとめ

 学校は、あなたの人生を豊かにするための「手段」の一つに過ぎません。もしその手段が今の自分に合わなくなっているなら、一度立ち止まって休んだり、別の手段を選んだりしても良いのです。

 「休むこと」は悪いことではなく、長く走り続けるための戦略的な選択です。 一人で、あるいはご家庭だけで悩まず、ぜひ河合塾コスモに相談に来てください。私たちは、休む期間も含めて、あなたのこれからの進路を一緒に考えていきます。

河合塾コスモは、いつからでもスタートでき、自分のペースで学べる居場所です。

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