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令和5年度 愛知県公立高校入試 問題分析&解答 河合塾Wings 東海

変化した入試にもしっかり対応しています!

愛知県公立高校入試が変わり、マークシート方式の問題が出題されました。河合塾Wingsではこの変化にもしっかりと対応し、解答作成とともに問題分析を行っています。

国語

求められる読解力

井口 太生

現代文は読みやすいものだったが、論説文では要約文を評価する問題が新たにみられた。小説は登場人物の心情の動きや表現の特徴を問う出題で、文章の丁寧な読み取りが必要であった。古典における、注釈を手がかりに主語を正しく把握する設問は、やや難易度が高かった。短答式であっても、求められるのは読解力である。文章全体の流れをつかむ力と細部を精密にとらえる力を養っておきたい。

【分析コメント(詳細)】

・現代文は説明的文章(論説)と文学的文章(小説)が出題され、古典は漢文(書き下し文)が出題された。大設問のパターンは、2022年度のAグループと同じであった。
・総設問数は18問で、そのうち4問が2点配点のものであったが、2022年度までと異なり、2点問題のうち2問は部分点が付くものとなっていた。
・現代文の文章はいずれも読みやすいものであったが、漢文は内容がやや難しく、小設問も小説や漢文で差のつきやすいものが増えた。
・マークシート方式になったことにより、要約を記述させる問いの代わりに、生徒が段落の内容をまとめた文章の評価を選択させる問いが新たに出題された。

数学

基本事項を満遍なく

岡根 至

昨年度のAグループ入試と比べ、大設問の構成に変化はなく、取り組みやすくなった分、難易度としてはやや易化した。また、共通テストを意識した「読解力や思考力を求められる設問」がなくなった。選択肢から正しい記述を複数選ぶ問題では、間違っている記述の根拠を示す力も必要である。いずれにしても、基本事項を満遍なく学習し、さまざまな解法の引き出しを増やしておくことが重要である。

【分析コメント(詳細)】

2022年と比較すると、大設問2の証明や事象と関数、大設問3の図形の小問(2)①、(3)①に代表されるように、基本的な考え方に基づく解決しやすい内容が多く、やや易化したといえる。
・例年出題されていた座標幾何の問題や方程式の文章題の出題がなかった。

社会

社会問題にも関心を

廣井 輝彦

全体を通して、問題数に変化はなかったが、約半数が完答式となり、なじみのない資料からの出題も多く見られた。そのため、苦戦する受験生も多かったであろう。さまざまな問題に触れることで、初見の問題や資料を、早く正確に読み解く力を身につけることが必要である。また、教科書の基本事項を踏まえたうえで、普段から身の回りの社会問題に関心を持ち、考える習慣をつけていってほしい。

【分析コメント(詳細)】

・2022年度A・Bグループと比較して、やや難化。
・すべて選択問題になったことに伴い、完答形式の出題が増え、資料や問題の文章を読み取る能力が例年以上に求められた。
・完答形式の問題が増加した(9問)。
・公民分野は大設問1題となった(5のみ。ただし公民の合計設問数は2022年度と同じ)

理科

正しい知識の定着

中島 功史郎

昨年度のA、B両グループと比べやや易化した。問題設定が単純化しており、単元をまたぐ複合問題や会話文がなくなった。一方で、天気の変化を扱った問題では、グラフではなく表で出題されたため、正確にデータを読み取り、知識と結びつける力が必要であった。また、選択肢として与えられた情報の精査に時間を要するため、問題文に惑わされない正しい知識を定着させることが求められる。

【分析コメント(詳細)】

・全体としては昨年のA・Bグループよりやや易化。特に物理(大設問4・6(2))の問題設定が単純になった。
・問題文の文字数が減少。会話文形式の問題も無くなった。
・地学(大設問5)では、データが表になったことで読み取りに時間がかかった(通常はグラフでの出題)。

英語

情報を使いこなす力

中川 卓哉

長文読解では、本文だけではなく、図や表に書かれている情報も含めた整理が必要な問題が多く出題された。そのため、まずはこれまで通り一文ごとに英文を正確に理解できるようにすることが大切である。文章全体の主張を念頭に置きながら、段落のつながりや資料との関係までを意識して、英文を「読み取り、使いこなす」ことができるようにしたい。

【分析コメント(詳細)】

・筆記検査-大設問3の単語数が約100語減り、この点ではやや取り組み易くなった。なお、大設問3(5)で日本語の要約メモを完成させる新しい形式の出題が見られた。
・大設問4で表を読み取って解答する形式の出題が見られた。
・読解力や情報処理力が問われる出題であったが、問題の難易度としては、記述の英作文がなくなったことにより、昨年度のA・Bグループと比べてやや易化した。

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