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2018.4.27公開

教材タワーが自信をもたらしてくれる!

医学科受験生は1年間でどれくらいの学習量が必要?実際に使用した教材を積み上げてみると…!?

1年間の学習教材の量

医学科受験生は1年間でどれくらいの学習量が必要でしょうか。これはなかなか測り方が難しいところです。
「学習時間」で答える人もいるでしょうし、問題集などの「冊数」で答える人もいるでしょう。単位が違えば量の大小の感覚も違ってきますね。では、「紙の分量(教材のかさ)」ではどうでしょうか。

参考までに、河合塾の「大学受験科(高卒コース)」の場合で見てみましょう。高卒コースの場合は次年度の入試に備えて、受験に必要なすべての教科・科目を学習しています。ちょうど現役の高3生と同じように、これまで学習してきたことの総復習と次年度への演習という1年間の教材量を見ることができるため、わかりやすいといえるでしょう。
彼ら高卒コース生のテキストは、英語なら「文法・語法」「英文解釈」「英語表現(英作文)」「英語長文」の4種にさらにサブテキスト、理系生の数学として範囲ごとに分けた5種のテキスト、さらに基本事項集があります。こんな具合に理科も2科目分のテキストと解説集、国語なら現代文・古文・漢文とそのサブテキスト、地歴もしくは公民から1科目と地図や資料集など次々積み重ねていきますと、それなりの冊数ですからそれなりの高さに「紙の分量」は積み上がります。
これらのテキストは1学期用に加え、演習用にグレードアップした2学期用がさらに別に加わりますから、足せば2倍近い量です。また、人によっては夏期と冬期に講習を受講しています。すると講習テキストがありますから、さらに取り組んでいる教材の「紙の分量」は増えていきます。
ただし、河合塾ではテキストを充実させていますから、それにさらに問題集を足して、テキスト型の教材がそれ以上に積み上がることはあまりありません。
併用する問題集が不要である一方、授業には理解を助ける目的で講師の方々がプリントを準備することがあり、そうなると補助プリントの枚数はそれなりに多くなります。その他にも学期のうちに実施されている小テストや、年間で10回を越える模試の問題や解説集などを加えると、さらに「紙の分量」は増えていきます。
秋頃にはいくつかの大学の過去問に手を着けることが普通ですから、赤本をすることもあるでしょう。11月下旬くらいからはセンター試験の過去問の演習に取り組むのが普通ですから、これを加えればさらに「紙の分量」は相当のボリュームになっていきます。

ギター

最終的に積み上げた状態の写真がありますので、見てください。これはある医学科受験生が、1年で自分が取り組んだ上記の教材をすべて積み重ねた「教材タワー」です。縮尺の比較のためにギターを並べてくれているので、高さがよくわかります。ギターは大体1m程度ですから、教材の高さはほぼ背丈ほどもあることがわかります。
ということは、医学科受験生が1年間で取り組む学習の量は、「高さ170cm」というところです。現役生で今年高3生になられた方は、2年生までに学習したものとこれからの1年で取り組むものを足して、この高さになればいいでしょう。医学科受験生の皆さん、覚悟はよろしいでしょうか。
これを見て不安に思う方もいるでしょう。しかし、受験生の皆さんがきちんと学習に向き合って本当にこの量の学習をこなし、「受験前にこれだけの学習をしたんだ」とこの「教材タワー」の前に立てればどうでしょう。きっと医学科受験の難関への不安も、吹っ飛ぶのではないでしょうか。
これだけの教材に集中して取り組んだ自信は、きっと皆さんを合格に導く確信へと変わるに違いありません。その日が来ることを目標として、まずは今年度の学習をスタートさせたいものです。