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「センター試験と二次試験、どちらに軸を置いて勉強すればいいですか?」

受験直前の高3生の皆さん、受験予定の大学に応じて自分の学習と講習受講を上手く組み合わせ、受験本番に向けてラストスパートを切ろう!

受験生の冬の課題

各学年の皆さんにとって、冬休みといえば1年の締めくくり的なイメージを持つのではないでしょうか。特に高3生の皆さんは、受験に向けての最終調整の時期になるはずです。ここで受験直前の高3生について、冬の課題を考えてみましょう。

高3生によく尋ねられる質問に、「冬休みはセンター試験と二次試験の学習の割合をどうするか」というのがあります。完全な正解があればよいのですが、こればかりは志望する大学によってとるべき対応を変える必要がありそうです。

というのも、志望している大学によって課題になっていることが若干違うからです。志望大学でいえば、東京大・京都大・大阪大などは、「二次試験の難度へ対応」しなくてはなりません。かつ合格するためにはそのうえで高い得点率が必要です。そこで、こういった大学を志望する受験生は、センター試験よりも二次試験の学力を鍛えることにこだわる人が多いといえます。このレベルの生徒は、ちょっと格好良くいえば「センター試験はさほど苦労しなくても得点できるから、その先にある二次試験が重要」ということでしょう。

一方、その他大学の医学科入試をめざす場合、「二次試験の難度へ対応」よりもセンター試験の得点が合否に影響することが多く、大雑把にいえば「センター試験の依存度が高い」といえます。そういう大学をめざす受験生は、日常で体系的で網羅的な学習をする一方、特に直前期に当たる冬休みには「センター試験対策」が非常に比重の重きを占めることになるでしょう。

参考に近畿地区8大学の「合格者と不合格者のセンター試験の平均得点率のレーダーグラフ」を示します。見てのとおり、京都大と大阪大のグラフは合格者と不合格者のセンター試験得点率の差がやや小さく、その他大学では大きく離れていますね。つまり、大学によってはセンター試験の得点を取れるかどうかは、合否に大きく影響することになるわけです。

<グラフ> 近畿地区医学科センター試験平均得点率(合格者vs不合格者)

京都大学のグラフ

大阪大学のグラフ

大阪市立大学のグラフ

神戸大学のグラフ

京都府立医科大学のグラフ

奈良県立医科大学のグラフ

和歌山県立医科大学のグラフ

滋賀医科大学のグラフ

センター対策と二次試験対策のバランスをとるのが基本

さて、そう考えると、一部の例外的なレベルの受験生はともかく、多くの医学科志望の受験生は、「センター試験対策」をこの冬にすべきであることがわかります。この時期、学習といえばセンター試験の過去問対策、問題集も講習も「センター試験対策」と、何もかも「センター試験対策」尽くしになる人も多いのではないでしょうか。

冒頭に出てきた「センター試験と二次試験の学習の割合をどうするか」という問いは、このレベルの大学をめざす人が、そんな状況に不安になってよく寄せられるものだといえます。

確かに、「センター試験対策」ばかりを重視していると、その間に二次試験学習のレベルに影響することもありえるので、注意が必要です。

例えば数学を考えると、センター試験は数学ⅠAとⅡBまでですから、Ⅲの理系範囲を置き去りにすることになります。理科にしても二次試験で出題されるものとはやはり深みが違いますから、センター試験対策のみで自分の学力を維持することは困難でしょう。

そこで、それらを調整するために、予備校の講習をうまく活用することがおすすめになるわけです。

冬期・直前講習を利用する

先ほど述べた大学による学習方針をこれに当てはめると、受験予定大学によって、おのずと受講講座も違いが出てくることになるでしょう。冬期・直前講習のパンフレットには「おすすめ受講プラン」という小冊子が同封されています。大学によるそういった受講方法の違いが、パンフレット同封の「おすすめ受講プラン」から読み取れるところは、なかなかおもしろいところといえるでしょう。

例えばそこでは、東京大学の理科一類や京都大学の理学部合格者の受講モデルについて触れていますが、その受講例では「二次試験対策講座」が全期間の大半を埋めています。記載例は医学科以外の人のものですが、この傾向は東京大学の理科三類や京都大学の医学科志望者でも同じで、やはり「該当大学の出題」に特化して冬の学習をする人が一般的といえます。近畿地区においては、大阪大の医学科志望者もこれと同様、二次対策を想定した学習をする傾向があります。

一方、その他大学の医学科志望者は、「センター試験対策」を重視した講習を受講する人が多いといえます。先の冬期・直前講習パンフレット同封の「おすすめ受講プラン」を見ると、神戸大学医学部合格の生徒の冬期講習受講例は、センター対策講座がかなり多くを占めていることに気づきます。

河合塾では冬休みを有効活用するため、生徒たちは冬期・直前講習を受講しています。ここで、彼らの講習利用の仕方を見ると、医学科受験生には二つのタイプがあることに気づきます。一つはセンター試験で目標得点を取るために「センター試験対策講座」を受講する人、もう一つは自学自習がセンター試験に偏るのは目に見えているので、「敢えて二次試験対策講座」を講習で受講し、一定の二次対策を自分に課すようにし向ける人です。本来的には自分の状況にあわせて、この2つのバランスをとっていることが理想です。

自学・自習と講習を組み合わせるメリット

普通の冬期講習は5講授業で1つの講座になっているのですが、「5講くらい授業を受けて自分が変わると思えない」という人もいるようです。・・・本当でしょうか。

これについては、日常の授業と講習を対比させるとわかりやすくなりそうです。普通、日常で塾に通われている方は「1科目は週に1回の授業」ではないでしょうか。ということは、「5講」ならば5週間ですから、1ヶ月以上塾に通うのと同じことです。常識で考えても、1ヶ月以上塾に通うのと同じくらいのことをやるのであれば、それなり以上に得ることがあるはずです。そう言われると、多くの方が「本当ですよね」と納得されるようです。

また「予備校の講習を受講しなくても自分で過去問をやれば同じだ」という人がいます。確かに、予備校の講習は一部は過去問が使用されることもあります。しかし、無秩序に自分で過去問を全問解くことに比べると、講習では教材の目的がはっきりあり、「獲得させたい目的」があって、それを誘導できるように「設計して配置」してあるものなのです。自分で片っ端から過去問を解く効率の悪さに比べ、ポイントを抽出した状態で圧倒的に多くの気づきを与え、時間が節約できるものを提供しているのが講習教材なのです。

講習を受講することはズバリ、「時間を節約」し「ポイントを把握する」ための「切り口」を鮮明に手に入れることができる、優れた学習方法なのです。自分の受験予定の大学に応じて自分の学習と講習受講を上手く組み合わせ、受験本番に向けての良いラストスパートを切りましょう。