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ワクワクする動機が受験勉強の姿勢を変える!

日々の自分をコントロールして、目標到達までの道のりを考えてみましょう。

最終ゴールの状況をイメージしよう

誰しも日常に紛れてしまうと最終ゴールのイメージを持てなくなるものです。そこで、自分が最終で到達したいことは何なのかをイメージすることが大切です。その点、医学科志望の人は、他の学部志望の人よりも若干有利なところがあります。もともと将来の仕事イメージが学部とイコールになっているからです。
では、もっと具体的に「20年後の自分」が何をしているかをイメージしてみませんか?実際、医学科の入試の際の面接試験では、この種の質問をされることは珍しくありませんし、将来は研究か臨床か、また何科を考えているかなど、これに付随する質問が出されるくらいです。ですから、入学してから自分の想像と現実がどれくらい違うかの問題はあっても、自分の具体的な仕事イメージは持っておくくらいでちょうどいいのではないかと思います。
面接試験の模擬練習で「あなたの志望動機は何ですか」と尋ねると、多くの人が「人を救いたい」とか「命に関わる責任の重い仕事に携わりたい」とか、はっきりとした場面の見えない志望動機に終始することが珍しくありません。つまり、多くの人は「医学科に合格する」以上のゴールイメージをしっかり持っていないことが多いのです。
「具体的に何をするかは入学後にいろいろ学んでから決めます」という回答はありがちです。しかし、この回答はビジョンが曖昧なままですし、結局は自分のモチベーションアップにもつながりにくくなってしまいます。

揺るがないゴールから現在の自分を見つめる

セルフコーチングにはゴールイメージが揺るがない方が良いのです。では、数字の方がいいのではないかということで、受験生らしく「偏差値●●にする」というゴールイメージはどうかというと、個人的な経験ではあまりよくないように思います。なぜなら、「ワクワクする気持ち」になりにくいからです。できればもっと先にある自分を見つめて、現在の受験勉強が「大したことない」と思えるようなものがいいでしょう。最終ゴールの自分をイメージし、そこから現在の自分を見て進み方を考える。つまり、ゴールから現在の自分を見つめることで、日々の自分がブレないようにすることができるのです。
世界が自分を期待して待っている…そう思えば、医学科に合格するために多少の苦労や関門は、あってしかるべきだという発想を持てるでしょう。その道程の中ほどに数学や化学も学習する時期があるんだという想いになれればベストです。
そのうえで、その途中経過としていつまでに英語の「偏差値●●にする」、つまりこれは模擬試験で「●●%」くらいの得点率を取ることになるので、その成績をめざす…そのための計画として、いつまでに何をどれくらいにして…。そうやって、ゴールに近づく計画を作っていくことができるようになるでしょう。
そして、「今日はこれこれはできたが、これこれは足りなかった」という式に1日を反省していくわけです。

反省と日々の進み方

多くの受験生を見ていて、やる気の大小はあっても、まったくやる気のない人はほとんどいません。他人の真似をしすぎて無理をしてもできないことが多いので、自分なりに日々を反省しつつ進みましょう。大切なことですが、「反省」にはできなかったことや至らなかったことを見つめると同時に、自分の良かったことを見つめる意味も含んでいます。ここはなかなかできたじゃないか、そう思えるポイントも自分で自覚することは、とても大切です。

そのうえで自分に問いかけましょう。「どうしたら」「できるように」「なるだろうか」。

「あれかこれか」の限定された選択肢、例えば「やるか、やらないのかどっちか」などと問われれば、「やる」方を取るしかないでしょう。しかし、「やる曜日とやならい曜日を分ける」など、他の方法もあるはずですね。「どうしたら」と多くの可能性を自分に問いましょう。
そして「できるように」と肯定的に、「なるだろうか」と未来形で自分に問います。これまで多くの人は、「できなかった」ことを自分に問うのが普通だと考えています。しかも「過去形」で問うてきました。例えば「どうしてこの問題の解法を思いつかなかったのか?」…これは、自分に対する詰問です。自分を責めるばかり…だから、自分が自分に言い訳をするようになってしまいます。
では、肯定形・未来形で問うとどうでしょう。「できるように」「なるだろうか」といえば、前向きにできる方法を考える自分になれます。「できなかった過去」は認めていったん受けとめ、それよりも、それを解決する方法を考えることに時間の資源を使うわけです。そして、大切なことはそれを行動にうつすことです。

正しい「反省」をすることで、日々を前向きに次にスタートするワクワクする気持ちになれるようにしたいものです。セルフコーチングとは、日々の自分をコントロールしつつ、大目標から逆算して作成した計画表をつくり、それを達成していく課程ともいえます。1日1日の気持ちが前向きになって考え、行動できるようになってはじめて、目標も達成できるというものです。

近頃「コーチング」に関する書籍が本屋さんに並ぶようになりました。手にとって見てみると何のことはない、河合塾で20年以上前から生徒さんのご指導をしていることと違いはありません。つまり、受験勉強でのモチベーションの持ち方と行動は、今も昔も変わりないということなのです。