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学習レベルの三段階、キミはどの段階?

皆さんは日常の学習にどれほどの緊張感を持って取り組んでいますか?
成功者になるための極意がココに!

受験生の時間管理の緊張度を、日常生活と受験時期で対比させてみましょう。だいたい以下のようなイメージです。

●第一段階 「日常生活」
●第二段階 「日常学習」
●第三段階 「受験日程」

 さて、大げさに書きましたが、上記の第一段階の「日常生活」は段階でも何でもなくて、普段の生活状況を指しています。緊張感をできるだけないように過ごしているところでしょう。

 それと比較して第三段階の「受験日程」ではどうでしょうか。1秒を惜しんで集中するでしょうし、必死で問題を解くようにするに違いありません。対局にあるこの2つの「段階」を比較してみて、格段の差があることに納得しない人はほとんどいないでしょう。

 問題はその真ん中に挟まれている第二段階、つまり「日常学習」が第一段階側に近いか、第三段階側に近いかなのです。これまで受験生をご指導してきた経験からいうと、残念ながらこの第二段階の集中度は第一段階、つまり「日常生活」のレベルに近い人の方が多いのが現実で、あまり緊張度は高くないことが多いようです。

 具体的にはどんな状況だと思われますか?例えば「カフェで勉強する」「友人と一緒に勉強する」「音楽を聞きながら勉強する」「家族のいる居間やキッチンで勉強する」「飲み物を手元において勉強する」「学習中でも手元のスマートフォンの着信をすぐに見る」「ノンビリと読む・書く・計算する」「宿題が終わるまで止めどなく延長して夜中まで勉強する」などの状況が目に浮かびます。

 しかし、問題はこれが受験時期に本当に切り替えられるかどうかなのです。多くの人たちに共通しているのは、「やる時はやるから大丈夫」という見通しの甘さなのです。

 受験生の模試結果の詳細を分析すると、得点が取れなかった人に共通していることは、答案作成時の圧倒的な「時間感覚の欠如」と「訓練の不足」であることが多いです。英文を読むスピードの遅さ、数学の計算力の弱さなど、答案作成に自分の力を出す以前に「基本的な処理力」が劣っているのです。これはケアレスミスの遠因にもなっていて、時間に余裕のない中で答案作成をしているうちに、集中度が欠けてミスを連発することにつながっています。どんなに自分の中に知識の資源があっても、それを高速処理して答案に「物理的」に「正確に」アウトプットできなくては意味がありません。

 では、それを鍛えるにはどうしたらいいでしょうか。それには、第二段階の「日常学習」を第三段階の「受験日程」に近い緊張度で鍛えることです。日頃の学習中から「最大の集中力」で読み、「最大の計算スピード」で日頃の学習を行うことです。日常学習で、最大集中力なら「2時間でできるはずの内容」を、ノンビリとやっているから「3時間かけてやっている」だけの自分になっていないかどうか、もう一度検証です。時間をかけてノンビリ答案を作成していいなら、誰でもある程度のレベルまではできて当然です。制限された時間内にできるかどうかが入試では問われています。

 私が受験生によく言っている言葉に「カフェ勉は落ち勉」というのがあります。カフェで勉強していながら「できている」と言い切る集中力の欠如した「感性の無さ」は、「不合格になる受験生」に共通のものだからです。水の一滴も飲まずに集中した学習をしてきた人が受験本番で自分の隣に座った時に、「カフェ勉」の人は勝てる自信はあるのでしょうか。

 第三段階のレベルを持ち込んだ緊張度、それが「日常学習」に持ち込まれれば、その人は間違いなく成功者になることでしょう。