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「質問」高じて「添削」となる

入試直前期に向けて日頃から自身の「質問力」を磨いておきましょう。

これまで多くの人が先生に「授業前後の質問」をしてきたことでしょう。それはどのような質問でしょうか。おそらく多くは以下のようなものでしょう。

①「この授業」で自分が消化できなかったこと
②「前回までの授業」で復習してもあまり理解が進まなかったこと
③「授業傍用問題集」などで演習をして出会った新たな疑問
④「自主学習している問題集」で解説がよく理解できなかったこと
⑤「自分で取り組んだ問題の答案の内容」を添削してもらう
⑥「学習方法や計画、到達レベル」など日常学習に関わるスタンスのこと
⑦「おすすめの問題集」など教材のアドバイスに関わること

多くの高校生や受験生はいずれかの場所で「授業を受けている」という前提で考えれば、①~③のように授業関連の質問が当然多くなります。

⑥と⑦は質問というより、日常学習の「よりどころ」になるアドバイスをもらうものですね。先生方は、これも結構な時間をかけて生徒の現状を聞き出して指定してくれるでしょう。

④は①~③ができていることを前提に、さらにプラスαした学習をしている人の質問です。医学科入試では最終的に到達しなければならないレベルが高いのですが、中にはそれを勘違いして①~③ができていないのに、一足飛びに焦って④の学習と質問をしている人を見かけます。すべての学習は日常授業にプラスαで行うものですから、これでは本末転倒になってしまいます。まずは授業内容の完璧な理解を学力アップの基本としなければなりません。そのうえでの④への取り組みであってほしいものです。

さらに、次の段階では⑤のように、自分の作成した答案(アウトプットしたもの)を見てもらう段階になり、ここまで来ればより実戦的な質問に近づきます。特に、入試の過去問に取り組んだ時には、こういった方法がもっとも有効になります。

学習としては、この段階ではじめて「他人の目線から評価される答案」を作成する訓練になります。特に、英語では問題集にあるような「模範解答」と、自分の作成したものが似ているから「得点がとれる」とは限りません。ここは先生に見てもらうのが妥当だといえるでしょう。

数学にしても、細かい途中経過を省くと減点されることもありますが、自分の答案にクセを持っている人はそれを矯正していくチャンスが必要ですから、やはり見てもらうと良いでしょう。

とはいえ、①~③のような基本的な学習が進んでいない段階では、④のような発展段階や、⑤のような実戦的な方法がとれないことはいうまでもありません。

また、「質問すること」は「自分の状況」を相手(先生)に貯金しておくことと同じです。添削などを通じて先生が皆さんのことをよく知ってくれるはずですから、「自分が○○大学の問題が解けるかどうか」と受験直前に尋ねれば、最終的にはきっと良いアドバイスをくれるでしょう。「貯金は引き出せる」のです。日頃の質問が頻繁な人ほど、アドバイスの肌理も細かくなるというものです。

「質問する」ことは、自分と先生との真剣勝負のやりとりのようなものです。日頃まったく質問に行ったことも添削を受けたこともない人が、受験期間近になって「○○大学の問題って難しいけど、どうしたらいいでしょう」と、あまりにもざっくりとしたことを尋ねに行き、「君のことはあまり知らないからなぁ」と先生にあきれられる場面をたまに見かけます。これでは手遅れというものでしょう。

ズバリ、質問の最終形としては、やはり⑤の「添削」がオススメです。しかし、その前提として、上記①~③、そして④の段階を経てようやく「添削に到達する」ものだということも、よく理解しておいてください。

受験生たるもの、日頃の「学習」を怠りなく進めて、入試直前期に向けての「質問力」を磨いておきたいものです。