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お金がなければ入れない

医学部の受験費用がいくらかかるのかご存知でしょうか。保護者の方にもぜひ知っておいていただきたい内容となっています。

受験費用には個人差がある

2月も下旬にさしかかりますと、ようやく受験スケジュールが終わりに近づいてきます。医学部受験生にとって、この時期の状況は個人によって大きく違います。ここで、次年度の医学科入試を考えている人たちのためにも、受験にまつわる費用の考え方について確認しておきましょう。
医学科以外で国公立大メインで進学を考えている受験生なら、私立大の併願大学が一つくらいはあるでしょうから、その大学の合否を抱えて今に至る…というところです。しかし、ご承知のとおり私立大の医学部は授業料が非常に高いため、仮に受験はできても進学できない方が多数います。そうしますと、一人ひとりの受験スケジュールは、私立大進学の前提で受験するかどうかで大きく変わってきます。

受験費用の最安値

実際、私立大の受験が1大学もなく、「国公立大のみの受験」しかしない方もおられます。この場合、例えばその受験国公立大が自分の居住地区内の大学なら、まさにいくらかの交通費と国公立大前期日程大学の受験料1万7千円だけですが、後期日程大学に同時出願していたとしても合計3万4千円で済んでしまうことになります。センター試験3教科以上の受験料1万8千円を足しても、合計5万2千円ですから、これが医学科受験費用の最安値といえるでしょう。
自分の居住地区外の国公立大を受験するなら、これに「遠距離交通費と宿泊費」が入る計算です。医学科受験生の場合、合格の可能性を高めるために第一志望の前期試験か第二志望の後期試験のいずれかでは、自分の居住地区外の国公立大に出願する可能性が高いといえます。つまり、「交通費と宿泊費」が入る計算をすることが現実味のある想定ということになるでしょう。
国公立大の前期試験は49大学あるにも関わらず、後期試験は全国に23大学しかなく、後期試験を受験する場合にはほとんどが地方国公立大受験になりやすいといえます。国公立大志望の方でも、できるだけ「遠距離交通費と宿泊費」が入る計算をしなくてはならないのは、やむを得ないでしょう。

私立大を併願する場合の受験費用として

受験生の中には、私立大医学科を併願する受験生も相当数おられます。その場合、これこそ大学をいくつ受験するかでかなり総費用が変わります。医学科以外の学部受験の方ですと1大学の受験費用は一般入試が3万5千円、センター利用なら1万5千円程度が相場です。一方、医学科入試の場合は一般入試が6万円程度、センター利用なら3万円~4万5千円が相場なので、かなり高額になります。あとはこれに「交通費と宿泊費」を入れると合計額が出ます。

昨年のある生徒の実例で計算してみたものをご紹介しましょう。この生徒さんの場合、私立大の進学も可という前提で受験スケジュールを立てたものです。

  • センター試験3教科以上 (1.8万円)
  • 国公立大1大学 (1.7万)前期日程のみ出願
  • 私立大(一般入試)9大学 (6万円×6大学、5.7万円×3大学)
  • 私立大(センター利用)9大学 (4万円×5大学、3万円×2大学、4.5万円×1大学、3.7万円×1大学)

上記をまとめると、受験料だけで90万8千円かかる計算です。また、私立大は東日本に多いため、他地区での受験会場を設定していない場合は本学や東京設置の会場まで行く必要があります。その場合は交通費や宿泊費が別に必要です。また、私立大は一次試験と二次試験の2回受験の為、一次試験に合格すると二次試験受験のための交通費がさらに必要です。
上記のサンプルの生徒は、残念ながら二次試験まで進んだ私立大が少なかったため、交通費が少なくて済んでいます。それでも、計算上は交通費と宿泊費で20万近くかかっているため、受験に必要だった金額は100万円を越えています。

一次納入金額も計算する

保護者の立場からすると、これ以外に大学に納める学費の準備が必要です。学費の納入の仕方は大学によってまちまちですが、私立大の場合は納入した学費のうち、他の大学に進むことになっても入学金は返金されないことは計算に入れておく必要があります。
入学金は大学によって額が異なっています。一般に私立大の入学金は100万円・150万円・200万円のいずれかが多いようです。合格した席を確保するためには必要な金額ですから、これも必要経費として計上しておきましょう。
先ほどのサンプル生徒の場合、結果として私立大1大学に合格して入学しましたから、まさに入学金のロスはありませんでした。ただし、何人かの生徒は私立大を複数合格し、いったん手続きした大学への入学をキャンセルしたうえで別の大学への入学を決めています。この場合、入学金が2回発生してしまいます。
医学科以外の私立大受験生の場合、こういったことがないように受験スケジュールを組むことが一般的です。しかし、医学科受験生にとっては一時金のロスのことよりも「合格することが優先」のことが多く、まずはどこかの合格を確保することに主眼をおいたスケジュール立てが普通なので、一時金のロスが出ても仕方がないという考え方が主流です。
医学科入試では、まずは合格しなければ貴重な1年をロスしてしまいかねません。決して安い金額ではありませんが、人生のロスを防ぐために一時金のロスは必要経費だ、というのが一般的な医学科受験の考え方として強く受け止められているともいえるでしょう。

まとめとして

医学科受験にはそれなりの費用が必要なことは、間違いありません。それ以外にも、「居住地区外の大学を受験するかもしれない覚悟」も必要です。成績状況を見てようやく、他地区のことを考えるようでは、受験への覚悟がぐらつくことにもなりかねません。受験スケジュール上の「遠距離の移動」や「宿泊」などの総費用もそれとの関係で大きく変化します。
受験学年になれば、夏には大まかな方針を親子でよく話し合っておく必要があるでしょう。お互いにどういう受験にするかを納得したうえで、受験生としての最終マネージメントを決定することが、良い受験に向けての課題になるはずです。