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後期試験のバリエーションを理解する

後期試験に備えて、2次試験で課される科目について確認してみましょう。

国公立大の「後期試験」の出願先(一般入試)バリエーション

全国の国公立大のうち、2月25日に「前期試験」を実施するのは49大学です。一方、3月12日の「後期試験」は、「前期試験」や推薦入試に定員を配分し直すことによって試験区分を廃止している大学が増加しており、出願先は全国で23大学しかありません。「後期試験」は、およそ「前期試験」の半分の出願区分です。
ここ2年ほどの間でも、信州大・熊本大・大阪大などが「後期試験」を廃止し、その分の定員を「前期試験」に増員しています。近畿地区でいえば、大阪大の「後期試験」が廃止されたことによって、残った「後期試験」は奈良県立医科大のみとなりました。

国公立大の後期試験と「学科試験」

医学科入試といえば、圧倒的な二次学力が必要なことはご承知のとおりです。しかし、「前期試験」がすべて学科試験を中心にしていることに比較すると、「後期試験」で学科試験が実施されることは少ないのが現状です。先に触れた国公立大「後期試験」の全23大学のうち、学科試験で受験できるのはわずか6大学に過ぎません。具体的には、旭川医科大・千葉大・山梨大・岐阜大・奈良県立医科大・宮崎大のみです(<表3>参照)。

<表3>2018年度 国公立大(後期)2次試科目定(2017.4.1現在)

<表3>2018年度 国公立大(後期)2次試科目定(2017.4.1現在)

しかも、その6大学の受験生の学力レベルは非常に高いことが普通で、河合塾の全統記述模試でいえば、偏差値70.0でようやく合格可能性50%という難度の高さです。一方、その他大学では「小論文」が中心で、一部「総合問題」を出題する大学もあります。
後期試験の受験大学選択幅を増やすことを考えるならば、できれば小論文対策を1学期の早いうちにはじめ、自分の基本的な力を鍛えておくことがおすすめです。後期試験の小論文には、いくつかのバリエーションがありますが、共通しているのは「書く」ことの練習が必要ということです。そのための練習は、できるだけ早期が良いでしょう。
2学期以降はどうしても「英語/数学/理科」の基本教科の学習が中心になり、結果として学科試験中心の受験に気持ちが偏り気味になる人が多いようです。

対策が後手に回れば結局出願先の選択幅が小さくなります。「今の時期」だからこそ、一つプラスαの学習ができ、受験の可能性を大きくすることができるに違いありません。後期試験のためにも、ぜひ小論文対策を検討しておきましょう。