各講座詳細-教科の学びを深める- みらい探究プログラム K-SHIP | 体験授業・イベント
教科の学びを深める
英語、国語、情報、数学、理科、社会などの教科内容を学ぶだけでなく、教科を超えた考え方や理解を深めるコツ、おもしろさを知ることができます。ただ問題を解くだけではない、一人ひとりが気軽に参加できる講座です。
グループワークのある講座では、他の人との対話を通じて理解を深めることもできます。
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定期テストや模擬試験で、「思い込み」による失点に悔しい思いをした経験はありませんか?
人間の思考が持つ偏りは「バイアス」と呼ばれ、2025年度共通テスト「倫理」においても大きく取り上げられました。本講座では、錯覚や種々のバイアスを実際に体験しながら、認知科学やメタ認知の視点から「思い込み」の原因を探り、その対処方法を学びます。講師は、情報科学と心理学を結びつけた指導を実践する情報科・公民科の教員が担当。日常生活や学業、さらには統計データの裏に隠されたバイアスを見抜くスキルを身につけ、視野を広げ、人生をより充実させるための第一歩を一緒に踏み出しましょう。
*2025年3月2日に実施した講座と同じ内容です。また、2024年11月4日に実施した「学び方を学ぶ 情報のトリックを見抜くには?」と内容が重複します。
講師プロフィール
武善 紀之(日出学園中学校 高等学校情報科・公民科教諭)
認定心理士。高等学校情報科用教科書 「新編情報Ⅰ」「情報Ⅰ Step Forward!」「情報Ⅱ」編集委員(東京書籍、2022年~)
NHK高校講座「情報Ⅰ」監修講師(2023年~)
内容
・思い込みはなぜ起きる?
・錯覚・バイアスを体験してみよう
・怪しい広告分析
・入試問題を確認してみよう
・思い込みを解決する手法を学ぼう
・今後の学習アドバイス
■ご受講にあたって
・Zoomを使用します。タブレットやスマートフォン、パソコンでご参加ください。パソコンをお持ちの場合はパソコンでの利用を推奨します。
・講座実施4日前から順次お申し込みいただいたメールアドレス宛にZoomのID・パスコードをご案内します。
・データ通信費は受講者のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
受講生の声
・心理学に統計学が関わっているのは知っていたが、思ったよりも情報学、ないしは人体工学と深い関わりを持っていて、文理の横断的分野なのだと改めて強く感じた。
・日常生活のいろんなところにトリックが隠されていることが分かったことが面白く、テストでも生活の中でも生かしていきたいと思いました。
・自分は倫理を勉強していて、共通テストでも使いたいと考えているので、心理学の部分ももう一度復習してみようと思います!
・情報と心理学が関係しているのが驚きだった。今回のようにたくさん考えて間違いを経験することでこれから思い込みを減らせるといいなと思う。
・講座内容が面白くてあっという間の時間でした。ありがとうございました。
もしかすると受験数学では苦手意識を持っている人も多いかもしれない整数分野。数学オリンピックの出題範囲において非常に大きな部分を占めるこの分野からは、これまでに数々の難問が世に送り出されてきました。それらの中には、国際大会で出題されたにもかかわらずたかだか数名の選手にしか解かれなかったといったものも珍しくはありません。しかし、ほとんどの場合そうした問題の難しさは必要な知識に起因するわけではなく、丁寧に議論を追っていけばその解法じたいは理解できることが多いはずです。今回は、いくつかのそうした具体例を通して、整数分野の問題の奥の深さのごく一端をお示しできればと思います。
講師プロフィール
平山 楓馬(河合塾 K会講師)
内容
数学オリンピックを冠するコンテストで実際に出題された問題を題材に、それらの解説を中心に講義します。
■ご受講にあたって
・Zoomを使用します。タブレットやスマートフォン、パソコンでご参加ください。パソコンをお持ちの場合はパソコンでの利用を推奨します。
・講座実施4日前から順次お申し込みいただいたメールアドレス宛にZoomのID・パスコードをご案内します。
・データ通信費は受講者のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
文章を読むためには、言葉の意味をていねいに読み解いていく必要があります。この講座では、中学入試の素材文を用いて、あらためて読みを深めていきます。主観を排して素直に読むとともに、自分のなかには無い多様な読み解きのあり方を、グループ学習を通じて学びましょう。
講師プロフィール
新井 大樹(河合塾講師)
国公立大学志望のハイレベル生を指導、みらい探究プログラムで、オンライングループワーク授業にも精通
内容
・文章を客観的に読むことを学ぶ
・グループワークにより、文章の解釈の多様性を体験する
この2つステップを通して、自分の読解力を高めます。
■ご受講にあたって
・Zoomを使用します。タブレットやスマートフォン、パソコンでご参加ください。パソコンをお持ちの場合はパソコンでの利用を推奨します。
・講座実施4日前から順次お申し込みいただいたメールアドレス宛にZoomのID・パスコードをご案内します。
・データ通信費は受講者のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
■定員
30名(先着順)
■最少実施人数
6名
広くみんなに知ってほしい! 文系・理系の垣根を越えて、基礎からはじめるデータサイエンス。
データを処理・分析し、評価する学問であるデータサイエンスは、私たちの周囲にある物ごとから新しい価値を創造します。現在の情報社会には欠かせないものというだけでなく、「数学Ⅰ」「情報Ⅰ」といった高校での学習や共通テストと密接につながっています。
本講座では、人気ランキングやアンケートなど身近な事例を用いて、データの読み解き方、グラフの表現の仕方を学びます。情報社会を歩く地図をここで手に入れましょう。
*2024年3月10日、2024年7月21日に実施した講座と同じ内容です。
講師プロフィール
蓮池 隆(早稲田大学 創造理工学部 経営システム工学科教授)
早稲田大学理工学術院 創造理工学部経営システム工学科、計画数理学研究室教授。数理最適化を利用した意思決定支援システムの開発、意思決定支援のための感情・感性に対する客観的数理モデリングなどを研究。日本オペレーションズ・リサーチ学会、日本経営工学会、システム制御情報学会等に所属、IEEEメンバー。
内容
・問題の発見からデータの収集・整理、分析・可視化、結果の検証・評価まで、データサイエンスの流れをつかむ
・目的に合わせたデータの集め方
・正しく伝わるデータの見せ方
・データから、正しい見方・考え方・結果のとらえ方を学ぶ
*大学入試の前段階(単元の理解、基礎知識の確認等)という位置づけであり、入試対策講座ではありません。
*資料を画面共有しながら、講義を進めますので、パソコンまたはタブレットでの参加を推奨します。
■ご受講にあたって
・講座実施4日前から順次お申し込みいただいたメールアドレス宛にZoomのID・パスコードをご案内します。
・データ通信費は受講者のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
この講座に関するよくあるご質問
Q.文系で、数学は苦手ですが、受講することはできますか。
A.受講可能です。本講座は入門編で、専門的な知識は必要ありません。文理問わず、ご興味のある方はどなたでもご参加いただけます。
Q.「情報」を履修していないと受講できませんか?
A.受講可能です。本講座は入門編で、専門的な知識は必要ありません。基礎的な部分から行いますので「情報」を履修前でもご参加いただけます。
受講生の声
・ハードルが高い学問というイメージだったが、身近なことや日々の発想の中に、データサイエンスを活かす機会はたくさんあると思った。
・グラフを見た時に、見た瞬間の直感だけで考えると本質からずれていることがあることに改めて気づけた。また、このような力は将来において役立つと思った。
・情報Ⅰや数学で学ぶデータの分析、そういった学問に対する具体的なイメージがなかなか持てず、正解も分かりづらく、困っていたのですが、今日の講座のおかげで、面白さを感じ始めるきっかけになった。
・データサイエンスは難しいイメージがあったけれど、確率や統計の例をいくつも示してくれて、楽しく理解することができた。今後の高校の授業に前向きな気持ちになった。
・データサイエンスにおけるものの考え方を学ぶことができ、共通テストの「情報」でもその考え方を活かせそうだと思った。
・全国の受講生とともに、東大入試の問題に挑戦!
・読解力を向上したい人におすすめ
・理解を深めるグループ学習
他の人の説明に耳を傾けたり、他の人と対話し、議論を深めたりすることによって、文章の読み方のヒントが得られる講座です。
・学習科学に基づく学習法
知識構成型ジグソー法を用いながら、東大で出題された現代文1問にじっくり取り組みます。
内容
・問題文を読み、プレ課題に取り組む
・知識構成型ジグソー法によるグループ活動1
・知識構成型ジグソー法によるグループ活動2
・クラス全体での活動
・再度問題文を読み、解答に取り組む(ポスト課題)
・解説
・解答に関するグループ活動3
*本講座は、学校法人河合塾 教育研究開発部と、一般社団法人教育環境デザイン研究所が協力して開発した講座です。教育環境デザイン研究所は、全国の小中高等学校と連携して学習科学に基づく協調学習の授業づくり実践研究(CoREFプロジェクト)を推進する研究者のネットワークの中核となる組織です。
この講座に関するよくあるご質問
Q.東大入試の問題は難しいのではないですか?
A.今回は、東大入試の問題を解き、解答を書くことだけを目的にしているわけではありません。問題文を読み、他の人の説明に耳を傾けたり、他の人と対話することによって問題文をしっかり理解するという読解力を高めることも目的にしています。自分一人で読むのは難しい問題文も、他の受講生とともに読み進めていきましょう。
Q.知識構成型ジグソー法とはなんですか?
A.自分の理解を深めるため、受講生の学ぶ力を引き出すための方法です。本講座では、およそ以下の流れで学習を進めます。
1.本文全体に対する課題が提示され、まずそれに1人で取り組みます。
2.エキスパート活動
・本文を3つのパート(A、B、C)に分け、それに対応した3つの課題が提示されます。
・受講生は、A、B、Cのグループに分かれ、グループごとに課題に取り組みます。
3.ジグソー活動
・エキスパート活動の各グループのメンバーが、ABC、ABC、ABC、……というグループを作り、それぞれのパートの課題・議論を共有することで、本文全体の課題の考察を深めます。
4.これまでの活動を踏まえた上で、改めて1人で本文全体に対する課題に取り組みます。
受講生の声
・受講生同士で対話して解答を作っていく過程は新鮮で楽しいと思った。普段、授業を受けている時よりも頭を使ったような気がする。
・講師の先生の説明がわかりやすかったし、わからないことをグループ内で質問できたので、より深い理解につながった。
・あまり理解できていなかった本文の内容が、グループ活動等を通じて理解できてよかった。
現代文で、問題は解けたけど、実は文章に書かれていることは、あまりよくわかっていなかった・・・という経験はありませんか?
すべての教科・科目の基礎は読解力。読解力は国語だけでなく他の教科でも必要です。また、他の人とのコミュニケーションの中でも必要な力です。
本講座では、読解力に関する診断テストを受検した後に、河合塾講師が文章をどう読むのかを解説します。新学期が始まる前に、読解力をチェックし、アップさせましょう。
内容
・解説講義
*本講座の受講にあたって、事前に「河合塾 読解力アセスメントテスト」の受検をお願いいたします。
*読解力アセスメントテストは、ご自宅で受検してください。
この講座に関するよくあるご質問
Q.読解力アセスメントテストは模擬試験ですか? 難しいのでしょうか?
A.アセスメントとは「診断」という意味です。あなたの読解力を診断します。アセスメントテストの作成にあたっては、大学入学共通テストや、各大学の入試問題を参考にしていますが、模擬試験のように大学の合格可能性を予想するテストではありません。平易な問題から比較的難しい問題で構成されて、解答は選択肢式と簡単な記述式です。
Q.読解力アセスメントテストの実施の方法について教えてください。
A.ご自宅で受検してください。テストの時間は45分です。問題冊子を郵送しますので、解答はWebページからお送りください。詳細はお申し込みの方にご連絡します。
Q.講座ではどんな話をするのですか?
A.いわゆる解説講義です。アセスメントテストの問題をどのように読み解けばいいのか、今後どのような学習をすればよいのか、河合塾講師がアドバイスします。
受講生の声
・わからなかった問題が理解できて、読解で大切なことを学べた。
・読解のエッセンスを学べる問題構成になっていて役立つと感じた。
・問題を丁寧に解説していただいてわかりやすかった。また、文中以外の別のことも教えてくれて知識が深まった。疑問があったが、質問した内容に対する解説で理解できた。
・先生が丁寧に解説してくださり文章の内容に限らず、大学受験合格にもつながる大切なポイントや文の読み方を教えてくださったのでとてもためになった。
この講座では主観や感覚で読んでしまいがちな小説を、論理的に読むことを学びます。そのために、自分で問題を作り、その問題と解答が客観的に成立するかどうかを確認します。そして自分の知らない世界や登場人物の心理を想像することが、自己を振り返ることにもなる「小説」という世界との出会いを体験しましょう。
内容
<前半>講義、質疑応答
・論理的に読解する:[小説の三要素=事実・心理・言動]の因果関係を捉える
・表現の分析・語彙力の必要性を理解する
・客観性、自己相対化
<後半>講義、ワーク
・問題作り:個人
<まとめ>
受講生の声
・普段はなかなか体験出来ない、知らない人との意見交換の場を得られたことや、小説の解き方が、センスではなく因果関係であるという新たな視点を学べ
たことなど、貴重な経験が出来ました。
・要素に照らし合わせることでこれからすっきり分析して読んでいけると思いました。
・問題作成において、多種多様な意見を聞くことができて、やりがいを感じ、グループワークを通して1つの目標に向かって議論する楽しさを覚えました。
現代文の問題を解くときに、傍線部付近だけではなく全体を読んで理解していますか。難関大の現代文入試は、傍線部付近だけ見て解けるほど簡単ではありません。
本講座では、文章をどう読むのかについて他の受講生の読みを聞いたり、他の受講生に話してみたり、先生の解説を聞いて考えたりすることで、自分の文章の読みを深めることに挑戦します。
本講座はメタバースで実施します。アバターで他の受講生や講師と話をして、読解力アップに挑戦しましょう。
内容
・問題文を読む
・課題について文章でまとめる
・グループ活動
・講師による解説
受講生の声
・自分の意見を言うとみんな少なからず反応してくれて助かった。対話で他人の意見を聞くことができて、視野を広げることができた。
・他の人の視点からも文章を捉えられて良かったです。
・oviceを利用した講座は初めてだったので、最初はうまく話せるか不安で緊張していましたが、みんなから拍手のリアクションをもらい、自信がつきました。対面と同じくらい和やかな雰囲気がメタバースの良いところだと思います。
「ゾウを見たことがない人に、ゾウがどんな生き物であるかを説明してください」
この問いには情報デザインの本質の一端が含まれています。共通テストでも出題が見込まれる領域でありながら、何を学ぶのかイメージがつかみにくい「情報デザイン」。実は皆さんの日常生活にも深く関わるだけでなく、論理的思考力、コミュニケーション能力、問題解決能力を高めるためにも大変重要な内容です。
本講座では、身近な事例をもとに、演習を通して情報デザインの要素である「表現」「機能」「論理」について学びながら、日常にも入試にも役立つ視点を楽しく身につけることができます。「情報デザイン」と聞いて感じるモヤモヤが「なるほど!」に変わる瞬間をぜひ体験してみましょう。
講師プロフィール
加賀 健司(河合塾講師)
河合塾では、小論文や生物、情報の授業を中心に活躍。
教科「情報」で必要とされる情報リテラシーについても、これまでの幅広い知見を活かして皆さんにわかりやすく解説します。また、医系小論文や資格講座でも「文章の論理的な捉え方」「何をどのように表現すればよいか、伝わりやすいまとめ方」など、わかりやすく授業を展開する文章のスペシャリストです。
内容
・情報デザインとは何かを理解する
・表現としてのデザイン、機能のデザイン、論理のデザインを学ぶ
・情報の抽象化、UI(ユーザ・インターフェース)など
・論理とは何か。国語や英語、他教科にも活きる見方・考え方を学ぶ
*資料を画面共有しながら講義を進めますので、パソコンからのご参加を推奨します。
この講座に関するよくあるご質問
Q.スマートフォンやタブレットで受講できますか。
A.Zoomによる解説講義となります。画面に映される資料を使いながら解説を聞く形式のため、スマートフォンやタブレットの場合は、資料の内容が見えづらい場合があります。パソコンからのご参加を推奨します。
Q.「情報」を履修していなくても受講できますか。
A.受講可能です。本講座では、専門的な知識は必要ありません。基礎的な部分から行いますので「情報」を履修前でもご参加いただけます。
共通テストで、配点の4分の1を占めるプログラミング。でも、プログラミングはなんとなく難しいと思っている人も多いのではないでしょうか?
本講座では、まず、プログラミングに必要な用語、考え方を講師が解説します。そして、フローチャートの作成やプログラミングの読み方を学びます。Pythonと共通テスト用プログラム表記の両方を読むことに挑戦しますので、共通テストに向けた学習の基盤になります。
今回は、お二人の講師の先生が授業を行います。共通テスト対策の第一歩として、また、プログラミングに対する苦手意識を払拭し、興味・関心を深め、楽しさを知ることで、自分で学習を進めるきっかけになるかも!?
プログラミングを初めて学ぶ人や、プログラミングが苦手な人もぜひご受講ください。
講師プロフィール
工藤 由希(鎌倉女学院中学校高等学校教諭)
高2生を対象にした教科「情報」の授業として、高校生が中学生に情報モラルを教える授業づくりを行うカリキュラムや、2019年に企業と共同でコンピューターグラフィックスの女子高生キャラクターと会話するなどしながら人工知能(AI)について学ぶ授業を実施するなど、新しい内容を取り入れた授業も実施。
米田 謙三(早稲田大阪高等学校教諭 W(早稲田)コース長)
文部科学省「高等学校学習指導要領解説 情報編」や経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリーワーキンググループ委員、青少年の安心・安全なインターネット利用環境整備に関するタスクフォース委員、内閣府共催「高校生ICT Conference」実行委員長、日本英語検定協会派遣講師などを兼任。
内容
・解説:プログラミング的思考
・演習:アルゴリズムとフローチャート
・演習:プログラミングを読んでみよう
・まとめ
*実際にプログラムを書く講座ではありません。
*初学者、プログラミングを苦手な人を対象とした講座です。
*プログラミングを学んでいない方も受講できます。
*Pyhtonと共通テスト用プログラム表記(DNCL)の両方を扱います。
*この講座では、コンピュータでプログラムを実際に動かす必要はありません。
本講座では、皆さんがよく知っているゲームのキャラクターデータを使用して、実習を行いながらデータサイエンスにおける各種分析方法の理解を深めます。
データを処理・分析し、評価する学問であるデータサイエンスは、私たちの周囲にある物事から新しい価値を創造するものです。現在の情報社会には欠かせないものというだけでなく、「数学Ⅰ」「情報Ⅰ」といった高校での学習や共通テストとも密接につながっています。
この講座を通して、未来に役立つ「データを分析し、活用する力」を身につけましょう。
講師プロフィール
蓮池 隆(早稲田大学 創造理工学部 経営システム工学科教授)
早稲田大学理工学術院 創造理工学部経営システム工学科、計画数理学研究室教授。数理最適化を利用した意思決定支援システムの開発、意思決定支援のための感情・感性に対する客観的数理モデリングなどを研究。日本オペレーションズ・リサーチ学会、日本経営工学会、システム制御情報学会等に所属、IEEEメンバー。
内容
・問題の発見からデータの収集・整理、分析・可視化、結果の検証・評価まで、データサイエンスの流れをつかむ
・与えられたデータから基本的な特徴をつかむ(基本統計量の確認、散布図・ヒストグラムなどを描く)
・見える特徴や予想した相関の検証を行う(単回帰分析・重回帰分析など)
・さまざまな分析手法を用いて、データの特徴をみる(主成分分析・クラスタリングなど)
・得られた結果より、新しいデータの分類を行うなど、さまざまなデータから、正しい見方・考え方・結果のとらえ方を学ぶ
*パソコンからご参加ください。
*「数学Ⅰ」と「情報Ⅰ」を履修済みであることを前提とした内容です。
*Google Colaboratoryを利用して、実際にデータの分析操作を行います。Googleアカウントをお持ちでない方は、新たにアカウントを取得してください。
この講座に関するよくあるご質問
Q.「情報」や「数学Ⅰ」を履修していなくても受講できますか。
A.受講は可能です。ただし、「情報Ⅰ」「数学Ⅰ」で学習するデータ分析に関する用語(※)は知っておいてください。専門的な分析手法などは、できる限りわかりやすく説明しながら進めますので「情報Ⅱ」は履修前でも問題ありません。
※データ分析に関わる用語:ヒストグラム、散布図、相関係数、回帰直線、中央値、四分位数 など
Q.受講対象の学年ではありませんが、受講することはできますか。
A.「数学Ⅰ」や「情報Ⅰ」で学んだことを活用する内容ですので、「数学Ⅰデータの分析」「情報Ⅰデータの活用」の内容を学習済みであれば受講は可能です。
Q.プログラミングの経験がありませんが、大丈夫でしょうか。
A.プログラムの作成経験はなくても大丈夫です。先生の指示(ソースコード)に従ってGoogle Colaboratoryを動かすことができれば、問題ありません。
Q.文系で、数学は苦手ですが、受講することはできますか。
A.受講可能です。本講座で扱う内容は文理を問いません。ご興味のある方はどなたでもご参加いただけます。
Q.スマートフォンやタブレットで受講できますか?
A.Google Colaboratoryを利用するため、パソコンでの受講をお願いします。
Q.学校のGoogleアカウントは使えますか。
A.設定により、Google Colaboratoryが使えないことがあります。その場合は、新たにGoogleアカウントを取得してください。
教科「情報Ⅰ」の試作問題では、文化祭の模擬店の待ち状況を考える問題が出題されました。ここでは、確率モデルのシミュレーションの考え方を理解しておくことがポイントとなります。
シミュレーションといえば、気候変動予測など複雑なもの、難しそうなものをイメージしますが、実は試作問題でも出題されたように、みなさんにとっても日常的に行っていることもあるのです。今回は、身近な事例からシミュレーションを使って物事を考える手法を学びます。
講師プロフィール
小野 広平(河合塾講師)
河合塾 数学科講師。数学はもちろん、プログラミングやアルゴリズム、データの扱いなども独自の研究を重ね、「数学」と「情報」の違いをうまく解き明かす。「正しくデータを読み解く力」を身につけられるように、数字の世界やデータの世界を楽しくわかりやすく解説します。
内容
・「モデル化」と「シミュレーション」についての基礎知識を確認する
・身近な事例を題材に「モデル化とシミュレーション」の一連の流れを学び、全体像をつかむ
*大学入試の前段階(単元の理解、基礎知識の確認等)という位置づけであり、入試対策講座ではありません。
*資料を画面共有しながら、講義を進めますので、パソコンまたはタブレットでの参加を推奨します。
*文系志望、理系志望にかかわらず受講できる内容です。
*「情報Ⅰ」を履修していない方でもご利用いただけます。
受講生の声
・人力では大変な計算も、コンピュータならすぐにできることに感動した。将来、社会に出てからも必要であろう知識だと思い、また活用できる仕事も良いと思った。
・情報のシミュレーションとか聞くと難しいイメージだったけど、今日の授業がわかりやすかったからなんかできる気がしてきた。
・日頃接することができない視点を示していただき、役立った。
・情報は数学、理科と関係が強いと思っていたが、それだけでなく実生活の様々な場面にも活用ができるので、視野の広いアプローチが必要だと思った。
・一見曖昧そうなものでもモデル化できるのだと知り、凄く楽しかった。実践的な問題が解けてよかったです。
ご受講にあたって
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