卒業生の体験談032：高卒認定取得＞椙山女学園大学国際コミュニケーション学部表現文化学科に進学（卒業時21歳） コスモ体験談 | 河合塾COSMO

高校は１年生のときは行ったのですが、２年生の前半に行けなくなり、精神科を受診したところ、うつ病と診断されたので休学しました。そのころは自分に「大学に行かないと」という義務感があったのと、親としては外出する機会になればということで、通信制高校などを探している中で、母がコスモを見つけてきました。見学に来て、ここならいいかと思って入塾しました。

高校では地理と生物の単位が取れていなかったので、まずは高卒認定の対策をしました。生物の授業はわりと楽しみながら受けていました。地理はぶっつけ本番でしたが、入塾した2010年度の８月に高卒認定は合格しました。
その頃はすぐに受験して、現役で大学に入らなきゃと考えていたので、英語を勉強しないといけないと思い、「COSMO ENGLISH読解」に出るようにしていました。他には「国語総合」の現代文の講義だけ来ていました。時間割を作るときは結構たくさん授業を入れるんですが、実際に来ていたのは週１～２日だったと思います。その後調子が良くなってからは週３日か、多くて週４日来ることもありました。
うつ病以外にも社交不安障害があり、教室に入るのが怖かったです。入っても誰かに見られているような気がして、下を向いて隅っこの席に座り、授業が始まるまで固まっている状態がしばらく続いていました。2010～2011年度頃はそんな感じでしたが、2012年度に「コスモ合唱団」に入ってから、そういった不安は軽減されました。
「コスモ合唱団」には興味はあったけど踏み切れない感じだったのですが、たまたま練習がある日にコスモに来ていて、その頃少し話をしていた女の子に相談したところ、「行ってきなよ！」と言ってくれて、それが初めて参加したきっかけです。
ちょうど３月公演に向けて練習を始める時期だったので、私もそこに組み込まれてしまい、練習に行くしかないという状況でしたが、途中からは「自分が行きたい」と思って参加していました。

2013年度の春くらいから大学を探していましたが、受験校を今の進学先に決めたのは秋だったと思います。アニメやマンガ、小説、映画や劇も好きなんですけど、全部知識が浅く、何かを実際にやりたいかっていうとそういうのもなかったので、大学に入ってから、目指すものの軸を探して見つけられたらいいなと思って決めました。

大学受験の入試科目に英語はなかったのですが、学部が「国際コミュニケーション」なので、週５回毎日１コマ英語の授業があってびっくりしました。
課題も量が多く、手を抜くことができずに負担になり始めたので、相談室に行ったところ、担任の先生から各授業の先生に、私の状態を説明してもらうことができました。
そこで皆さんに言われたのが、「出席することを優先して、課題の手を抜きなさい」ということでした。それで前期の授業は乗り切れましたが、後期になると他の学生との共同作業が増えて、また授業に行くことが難しくなってしまいました。卒業には５年くらいかかると思います。親とも相談室の方とも話をしていて、ちょっとずつ手の抜き方を学んでいこうという感じです。

完璧主義で、「～しなきゃ」と自分ひとりで全部やろうという考えを持っていたのですが、「頼っていい」というのをコスモで学びました。私は体調が悪くなることが多く、練習の帰りに合唱団の友達が付き添ってくれたりすることもあって、自分は「申し訳ない、ごめんね」という感じなんですけど、「大丈夫だよ、お互いさまだよ」って言ってくれて。
それから、「失敗していい」ということにも気付くことができました。意外と人は自分の失敗を気にしてないんですよね。失敗しちゃうと、「何でこんなことに！恥ずかしい！」って思うんですけど、周りはそんなに気にしてないんですよ。

体力をつけることです。何をするにもまず体力がないとできないので。でも以前コスモのスタッフに「あなたは、自分が疲れたと思う前に休憩したほうがいいと思うよ」と言われたので、無理はしないように気をつけています。
それから、大学に入ってから外にひとりで出かけたり、初めてのことも少しずつ怖がらずにできるようになってきたので、そういったことも続けていきたいと思います。
あと、いい意味で手を抜く！

私はそんな、たいしたことはしていませんが、「やりたいことをやって、頑張り過ぎなくていいよ」と思います。もし私みたいに緊張している人がいるなら、「他の人、意外と自分のこと気にしてないから」「失敗するのはあたりまえだから」ということでしょうか。