卒業生の体験談021：高校卒業 ＞コスモ ＞ 中部大学に進学 （入塾時19歳） コスモ体験談 | 河合塾COSMO

河合塾コスモに出会う前は、名古屋の中高一貫の女子校である進学校に通っていました。学校での生活は楽しく順調でしたが、高2の夏ごろから体調を崩し、学校へ通うことが難しくなってしまいました。留年1年を経たのち、卒業をする目処はついたのですが、高2の段階から学校の授業にはほとんど出席しておらず、学力的にも体力的にも大学へ入学することは難しいと思い、卒業してしまった後どうすればいいのか悩んでいました。そんな時、母が河合塾コスモのことを教えてくれました。高校レベルから勉強を教え直してくれ、またいろいろなゼミや活動を行なっていることを知りました。特に私は、留年時から友人関係が切れてしまっていたので、「同世代の子たち」と「勉強以外の何かもできる」ということにとても魅力を感じました。

コスモには「教科学習講座」とは異なる「テーマ別ゼミ講座」があります。私は、自分が何をしたいのか、何が好きなのかを見失っている状況だったので、とにかく多くのゼミに参加してみることにしました。「牧野基礎教養ゼミ」で本を読んだり、「堰ゼミ」ではコーヒーをいれてみたり、沖縄セミナーでサバイバルをしたり、「バイオサイエンスゼミ」では、鳥を解剖したり、コスモ農園では年間を通じて稲作をしたり…。 これまで、学校に通っていた時の自分の生活とは180度違う、頭だけでなく身体を使った経験を多く積むことができたと思います。私は高校時代には、もっと勉強しなければ、いい大学に行かなければ意味が無いといつも考えていました。コスモに入った当初も、とにかく勉強して遅れを取り戻すのだと考えていました。しかし、コスモでの生活の中で、自分の好きなこと、楽しいと思えることをして生きていくほうが、ただ単にいい大学へ行き、いい仕事に就きたいと考えて生きていくよりもずっと素敵なことなのだと考えるようになりました。

中部大学生命健康科学部臨床工学科を選んだのは、「自分の得意分野を活かして人を助ける仕事に就きたい」という動機からです。子どもの頃から好きだった「人体や医療」への道と、教科学習講座の授業を受ける中で興味を持った「物理学」が同時に必要となる臨床工学技士という職業をフェローさんと大学を調べている時に見つけ、これしかないと思い決めました。

以前の私のように勉強を頑張らなくては、このレベルの大学に絶対に行かなくてはと考えて辛い思いをしている人もいるかもしれません。しかし、ひとつの考えにとらわれないで、ちょっと普通ではできないような経験や、今まで知らない世界に踏み込んでみることが、自分の考えを見つめなおすチャンスになると思います。コスモの講師の方々や、フェローの皆さんは、いつも私がやりたいことを伝えると、勉強や相談、くだらない事までとことん付き合ってくれました。講師やフェローに、勇気を持ってひとこと、自分の思いや悩みを伝えてみると、良い結果につながっていくと思います。

2007年3月　高校卒業
2007年3月　コスモ名古屋校　入塾
2010年3月　コスモ名古屋校　卒業
2010年4月　中部大学　生命健康科学部　臨床工学科　入学