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新・名古屋校完成記念イベント イベントレポート | 体験授業・イベント

新・名古屋校を一目見ようと多くの来場者

新・名古屋校を一目見ようと多くの来場者

2012年10月20日。河合塾新・名古屋校にて、新・名古屋校完成記念イベントを開催いたしました。第1部の講演会では、食事カウンセラーの中沢るみ先生が、受験生に必要な記憶力や集中力を高める食材や食べ方のコツを紹介してくださり、特に保護者の方が興味深くお話を聞いておられました。第2部では、テレビ番組でも活躍されている名古屋大学大学院教授の町田健先生が、普段使用している日本語や英語が持っている珍しい特徴など、言語の面白さを語ってくださいました。第3部では、難しいと思われがちな宇宙について、名古屋大学大学院教授の杉山直先生が身近な事象を使ってわかりやすく説明してくださり、質疑応答も活発に行われました。校舎見学に訪れた人は、真新しい教室や最新の施設に目を奪われていました。

来場者数は約450名。新・名古屋校を一目見ようと多くの来場者が訪れ、完成記念イベントは好評のうちに幕を閉じました。

講演内容

第1部:受験に役立つ集中力・記憶力を高める食べ物と食べ方
第2部:(特別講演1)人間の言葉、世界の言葉 -言葉を学ぶ楽しみ-
第3部:(特別講演2)ビッグバンの交響楽-宇宙の現在・過去・未来に迫る-

日時

2012年10月20日(土)10:30~16:30

会場

新・名古屋校

対象

中学生・高校生と保護者の方

家庭で実践できるメニュー紹介で親しみやすく

中沢 るみ先生

●第1部:受験必勝トークライブ「受験に役立つ集中力・記憶力を高める食べ物と食べ方」
管理栄養士・食事カウンセラー 中沢 るみ先生

第1部では、『受験に役立つ集中力・記憶力を高める食べ物と食べ方』をテーマに、料理本の監修やメニュー開発などでご活躍の中沢るみ先生によるトークライブが開催されました。「食」という身近なテーマであったこともあり、保護者の方々を中心に約130名の参加がありました。
講演はまず、幼少期にアトピーや肌荒れに悩まされた先生ご自身の体験談を交え、食事から体質がつくられるメカニズムについてお話くださいました。具体的に風邪や疲労回復など、症状別に効果のある食べ物に話が及ぶと、熱心にメモをとる参加者の方々の姿が見られました。また、ビタミン、たんぱく質などの主要な栄養素を補う食べ物や、より吸収を高める食べ物の組み合わせもご紹介くださいました。本講演のメインテーマである記憶力を高める食事のお話では、脳を活性化させる働きのあるカレー粉を使ったレシピを紹介してくださり、受験生を持つ保護者の方にとってすぐに実践できる貴重な内容でした。講演中はクイズを交えるなど、終始参加者と一体となった親しみやすい雰囲気で、質問コーナーではたくさんの方の挙手があり、「食」についての関心の高さがうかがえました。

参加者の感想(一部抜粋)

身近な言語を深く幅広く分析して興味を喚起

町田 健 氏

●第2部:特別講演(1)「人間の言葉、世界の言葉 -言葉を学ぶ楽しみ-」
名古屋大学大学院 文学研究科教授 町田 健 氏

第2部では『人間の言葉、世界の言葉 -言葉を学ぶ楽しみ-』をテーマに、テレビ番組などでも活躍されている言語学者の町田健先生による特別講演が開催されました。
講演は、まず「世界で使われている言語の数は7,000もあるものの、意味を表すという点ではどの言語も同じ」という興味深いお話から始まりました。意味を表すという共通点を持ちながら、実際に使われている言語には違いや珍しい特徴があるということについて、先生が世界の諸言語の事例を紹介しながらお話しされると、熱心に聞き入りながらメモを取る参加者の姿も見られました。
また、町田先生が言語に興味を持つようになったきっかけについて、中学生のころに英語を教えてくれた先生が面白い方だったことや、大学でラテン語やギリシャ語を解読するのが楽しみだったことなどを挙げられました。そして講演の最後に「世界には勉強する価値のある言葉がたくさんあります。若いときに言語を勉強し、文学や哲学の原書を読むことにチャレンジすれば知識が広がり、また老後の趣味も増えるのではないかと思います」と先生が語られると、笑顔いっぱいの参加者から大きな拍手が贈られました。

参加者の感想(一部抜粋)

実験を取り入れ専門的な内容をわかりやすく

杉山 直先生

●第3部:特別講演(2)「ビッグバンの交響楽-宇宙の現在・過去・未来に迫る-」
名古屋大学大学院 理学研究科教授
東京大学 カブリ数物連携宇宙研究機構主任研究員 杉山 直先生

第3部では、『ビッグバンの交響楽-宇宙の現在・過去・未来に迫る-』をテーマに、名古屋大学大学院・東京大学 カブリ数物連携宇宙研究機構でご活躍の杉山直先生による特別講演が開催されました。
講演は「熱い宇宙の始まりであるビッグバンの時代、宇宙は光や物質が交じり合って、プラズマと呼ばれる状態になっていた」というお話しから始まりました。そして「COBE衛星やWMAP衛星の観測」によって、アメリカの物理学者ペンジアスとウィルソンがノーベル賞を受賞するきっかけとなった宇宙マイクロ波背景放射の発見につながったこと。さらに今回の講演のテーマにもなっている“交響楽”というキーワードと宇宙の関わりについて、「温度ゆらぎにより宇宙自体が楽器となり、誕生から38万年まで交響楽のように音が響き渡っていた」と語られました。
そうした専門的な内容について、先生が赤外線カメラやヘリウムガス、ペットボトルを使った実験や映像などを使ってわかりやすく解説してくださると、参加者はうなずきながら聞き入っていました。
最後に、先生が「宇宙の74%は暗黒エネルギー、現在宇宙は137億歳、そして50億年後に銀河系とアンドロメダ銀河が衝突することがわかっているので、頑張って長生きするとその瞬間に立ち会えるかもしれない」と結ばれると、会場は笑いと拍手に包まれました。

参加者の感想(一部抜粋)