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河合塾>体験授業・イベント>名古屋大学×河合塾 共催イベント「名大研究室の扉in河合塾」第1回 工学部

「巨大地震の克災:過去を知り現代を点検し将来を予測」名古屋大学×河合塾 共催イベント「名大研究室の扉in河合塾」第1回 工学部

講演内容

第1部:名大教授による最先端研究についての講演

第2部:大学院生による大学生活や研究についての講演

第3部:講演者と参加者による懇談会

日時

2014年5月11日(日)14:00~16:00

会場

千種校 デルファイホール

対象 高校生・高卒生と保護者の方

業界初!名古屋大学と河合塾のタッグで授業。

名大研究室の扉in河合塾1
2014年5月11日に河合塾 千種校デルファイホールにて、名大との共催イベント「名大研究室の扉in河合塾」を開催しました。

河合塾と名古屋大学が共同で行う特別イベントとして、高校生・高卒生・保護者の方を対象に、名古屋大学工学部の教授と大学院生をお招きし、講演会や懇談会を実施しました。約180人の生徒・保護者の方が、名古屋大学の先端研究者の講演を聞き、大学での研究の奥深さや楽しさを体感できる絶好の機会となりました。

地震から考える、過去・現在・将来への展望。

●第1部:巨大地震の克災:過去を知り現代を点検し将来を予測 
 減災連携研究センター長 福和 伸夫教授

減災連携研究センター長 福和 伸夫教授
第1部では、福和教授が地震発生で予測される被害と、その被害を根本的に軽減するために、建築・歴史学・物事の考え方など複数の視点から見た防災研究をテーマにお話をしていただきました。

街中の高層ビルや現代の建築技術がふんだんに使われた建物を例に、作り手が利益を、住む側が安さと利便性を求めた建築は、想定よりも強い地震が起これば壊れてしまう。建築基準法は守られていても、決して命は守ってくれないことを教えてくださいました。また、昔は海や川であった場所を埋め立てて、現在はそこに市役所や観光地など、人が集まる重要な建物が立てられている例を挙げ、社会を安全に導くためには、世の中の動きや歴史をよく見聞きして物事を考えることが大切であるとお話してくださいました。社会を動かすために、国民の意識が変わるように仕向ける研究こそが工学であり、社会を安全に導くことに繋がる。専門を特化しすぎることなく、先人の知恵や歴史を知ったうえで行動するべき、今こそ工学の力が必要という福和教授のお言葉に、生徒のみならず保護者の方々も納得の表情を浮かべられ、もの作りの基本とこれからの日本の将来を守るための貴重なお話に、参加者から大きな拍手が贈られました。

大学生活や研究内容を知り、将来の幅を広げる。

●第2部:大学院生による大学生活や研究についての講演
 マイクロ・ナノシステム工学専攻 荒金 駿氏
 化学・生物工学専攻応用化学分野 吉岡 謙氏
 社会基盤工学専攻 後藤 梓氏

第2部では、名古屋大学大学院工学部所属の3名の大学院生より、キャンパスライフや、現在の研究内容などをテーマにお話をしていただきました。

マイクロ・ナノシステム工学専攻 荒金 駿氏

自分の学歴や、大学生の時はサークル活動などを楽しんでいたこと、現在は自ら作成した銅で三次元立体構造の研究をしていらっしゃり、今後は留学も予定しているなど、活発に研究活動をされている様子から参加者の注目を集めていました。
マイクロ・ナノシステム工学専攻 荒金 駿氏

化学・生物工学専攻応用化学分野 吉岡 謙氏

大学と大学院との違い、研究室での生活をより詳しく教えてくださり、現在は有機化学の実験をメインに研究を行っていることをお話してくださいました。受験生の頃は河合塾に通っていた経験もあり、最後に「自分のやりたい事を一生懸命やるために大学に来て欲しい」と、受験生達にエールを送ってくださいました。
化学・生物工学専攻応用化学分野 吉岡 謙氏

社会基盤工学専攻 後藤 梓氏

現在ドクターに進んで土木工学の研究をしていらっしゃり、都市や国土の持続的発展のために、『利用者が使いやすい道路を作るためにどのような工夫をすれば良いのか』をテーマに、研究内容をお話してくださいました。土木工学=都市と国土のデザイナーとして、円滑で安全な道路造りについて、丁寧に時に熱く解説してくださいました。
社会基盤工学専攻 後藤 梓氏
どの分野の講演も新鮮で興味深く、まさに最先端の内容であったため、終始参加者の真剣な眼差しが印象的な講演でした。最後には温かい拍手が送られました。

専門分野をより深く、興味と経験・知識の交換会。

●第3部:講演者と参加者による懇談会

第1部、第2部が終了後、福和教授と大学院生3名はそれぞれのブースに分かれ、参加者との懇談会が行われました。

講演者と参加者による懇談会
福和教授の周りに集まった参加者達は、福和教授が「質問がある人!」と問いかけると、挙手制で次々と質問を投げかけ、福和教授は一つずつ丁寧に質問者の納得が得られるまで返答されていました。「今自分の家がある場所は地震が起こると危ないから、どうすれば良いのか?」という質問には、「“防ぐ・耐える・避ける・逃げる” などの色々な対策を積み重ねる事が大事」とアドバイスをくださったり、「今後どんな勉強が必要だと思いますか?」という質問には、「生きるための勉強をすること。基礎学力を身につけ、努力ができる力をつける事が大切」であること、また、「新しいものを作るためには瑞々しく、おもしろい人間になったほうが良いですよ。自分の魅力作りをしてください」と、人生観にも値するご指導をユーモアを交えながらお話してくださいました。

大学院生達は、参加者から「大学生活」「大学院進学率」「学部・大学院での研究の違い」「英語の重要性」「名大合格のためのセンター試験対策で力を入れたこと」「学科選択」など、多岐にわたる質問を受け、その一つひとつに実体験を交え、専門的な内容もわかりやすく答えていました。


参加者と一体となった親しみやすい雰囲気の中に、第一志望合格に向けてのやる気が芽生え、盛大な拍手に包まれた大変有意義な時間となりました。

参加者の感想(一部抜粋)

福和先生のお話を聴きたいと思いつつ、機会を得ることができずにいたので、今日を楽しみにしていました。とてもわかりやすくておもしろかったです。歴史の重要性を感じました。

何も知らずに住んでいたのに、いろいろ危険もあることを知り、とてもためになった。

工学部に進もうと思っているので、モチベーションが上がりました。

大学教授の話を聞く機会はめったにない。研究を社会で生かすため、物理や化学も総合的に学びたくなった。