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河合塾>体験授業・イベント>知の追求講座 第一弾 現役東大生による「東大ガイダンス」

現役東大生による「東大ガイダンス」2014年度 知の追求講座 第一弾

日時

2014年4月28日(土)13:30~16:30

会場

河合塾本郷校 202教室

対象者・参加者 河合塾 大学受験科 東大コース塾生(高卒生)

『知の追求』講座とは
東大入試で求められる本質的な学力を育み、知的領域を拡げる場として、“知の追求”と銘打ち開講された特別講座です。東大での学びや、その先までをも見据え、東大が求める人材の養成をめざします。

現役東大生による「東大ガイダンス」

現役東大生による「東大ガイダンス」
『知の追求』講座の第一弾を飾ったのは、現役東大生による「東大ガイダンス」です。学生目線でさまざまな東大に関する情報を発信する、学生団体「東大ガイダンス」の協力を得て開催いたしました。東大の授業で何を学び、どう感じているのか。高校の授業との違いは何なのか。理系・文系の現役東大生をプレゼンターに迎え、授業に焦点をあてながら「とある東大生の1日」を語っていただきました。また、講演後に同団体の現役東大生による個別相談会も開催いたしました。

とある理系東大生の1日

とある理系東大生の1日
教養学部2年(理科二類)の五味さんが紹介した『とある理系東大生の1日』は、前期課程1年生冬学期(2学期)の1日でした。東京大学の前期課程(1、2年)は、専門を学んでいく土台をつくる大切な時期です。その時期にいかに行動を伴う教養に触れ、知を運用する力を養うか。五味さんは、「先輩方から聞くのは、専門に行ったら専門の勉強しかしないから、前期のうちに何でもいいからできるだけのことはやっておけ、というものでした。私も教養でいろんなことをやることをお勧めします。そうすれば自分の可能性が広がって行く」と力説します。

そこで、五味さんが手ごたえを感じながら取り組んだ『英語二列(ALESS)』と『主題科目』をピックアップしてご紹介します。
理系プレゼンター 五味 寛子(ごみ ひろこ)さん
1限:『英語二列(ALESS)』(必修科目)
「『英語二列』というのは、英語能力のための少人数制授業です。今回は『ALESS』(Active Learning of English for Science Students)という理系向けの英語で科学論文を書き発表する授業です。私が行った実験は食器用洗剤の最適濃度を探るものでした。科学論文といっても難しいことをやる必要はなくて、心理学実験を行う人もいました。『ALESS』では、大学でやる授業と家でやる課題・実験を、パートごとにレポートを書いてフィードバックを受けるのですが、授業だけでは不十分なので大学側がいくつかサポートを用意しています。『ALESS Lab』では相談に乗ってもらえ、家で実験ができないときは、こちらで実験を行うことができます。『KWS』(Komaba Writer's Studio)では、論文の書き方やプレゼンのリハーサルを見てもらうことができます。大変でしたが論文は最終的に上手くまとまったので、達成感と自信が持てました。」

5限:『主題科目』(選択科目)
「『主題科目』はいろいろなテーマがある少人数のゼミ形式の授業です。私は東大と大手広告代理店がコラボして行っている『ブランドデザインスタジオ9~浅草で新しい“劇場体験”をつくる』を選択しました。文理を問わず学生が参加し、さらに社会人も参加してチームをつくり、課題解決に向けて取り組みました。授業の流れとしては、最初に簡単なワークショップを行った後、浅草や劇場などで情報収集をし、チームごとに話し合ったり、チーム間で情報を共有したりした後に、最終的にアイデアを発表します。チームワークや何か困ったときにどう対処すればよいかを学ぶことができ、すごく有意義でした。」

とある文系東大生の1日

とある文系東大生の1日
教育学部3年(文科三類)の原さんの紹介した『とある文系東大生の1日』は、進学振分けが済み、いよいよ教養から専門へと移る2年生冬学期(4学期)の1日でした。原さんによれば、「後期の専門課程は自分の専門を深く勉強するのが中心になってきます。自分が日頃学んでいることがどのように実際に研究や現場で活かされているのかを学ぶことができます。そういうことを知ると日々の勉強のモチベーションも上がり、自分が今後やりたいことがだんだんハッキリ明確になって来る」そうです。それは深く広く学ぶ東大ならではの横断型専門であればこそなのでしょう。

そこで、文理融合的な1限の『心理統計学』と学部横断型の5限の『精神病理と教育病理』をご紹介します。
文系プレゼンター 原 さなみ(はら さなみ)さん
1限:『心理統計学』(専門科目)
「実際、文系でも意外に数学を使うのです。心理学の研究においては、仮説が正しいかどうかを示す段階で統計学的な処理が必須となります。実際に必要な知識としては高校の数学で学んだ知識で十分です。特に微分や積分、確率、ベクトルの考え方を知っておくとすごく便利です。ただし、高校までとは違い、数式を解くこと自体が目的ではなく、あくまで仮説を検証する際の手段に過ぎません。そのため、どんな仮説を検証したい時でも、実際の研究と対照しながら数式を使うことを学んでいくことができるので、より実践的な勉強ができます。心理学に限らずデータの検証には統計学的な知識が必須となることも多いので、文系でも数学を一所懸命に勉強しておくと、役立ちます。」


5限:『精神病理と教育病理』(他学部の科目)
「皆さんは精神疾患というと、どうしても自分とは程遠いイメージがあるかと思います。しかし、最近うつ病はメディアに取り上げられることが増えましたし、うつ病をテーマにした漫画や映画もあります。それでは、統合失調症はどうでしょうか。日本ですと、患者数はアルツハイマー病の約2倍というデータもあり、私たちすべての人に起こり得る身近な問題になっているのです。この授業は少人数で精神疾患について、毎週一人が一つのテーマにつき発表して、その後ディスカッションするという授業でした。集まったメンバーは1年生の理系の人や医学部所属、哲学専攻など、さまざまなメンバーがいました。どうしても同じ学科の人とでは、自分と同じような興味だったり、同じような背景を持っている人と話したりすることが多いので、このように多様な人と一つのテーマで話し合う場を持つことは、非常に新鮮でおもしろい体験でした。」

学生団体『東大ガイダンス』とは
東大の学園祭(五月祭、駒場祭)や東大のオープンキャンパスなどで中高生向けに相談会を開くなどの活動をしています。大学1年生から院生まで、100名を超えるスタッフが在籍しており、学習などの悩み相談に加え、東大での学生生活がイメージできるように、さまざまな情報を学生目線で発信しています。
http://www.todai-guidance.com/