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第5回(2019年) 高大接続改革シンポジウム

高大接続改革シンポジウム

河合塾ではこれまで4回にわたり、高大接続改革シンポジウムを実施してまいりました。昨年春の第4回では、2017年11月と2018年2月に大学入試センターが実施した「平成29年度試行調査(プレテスト)(以下、第1回試行調査)」の分析を通して、大学入学共通テスト(以下、共通テスト)で問われる力と望ましい問題、それらの指導についてご報告させていただきました。
その後2018年11月には、共通テストの問題作成方針の決定に必要な分析・検証を行う目的で「平成30年度試行調査(プレテスト)(以下、第2回試行調査)」が実施され、第1回試行調査で課題となった難度や分量が考慮されるなど、より本番を意識した問題が出題されました。
第5回の「高大接続改革シンポジウム」では、2021年度入試に関する情報をご報告したうえで、第2回試行調査の分析結果、および河合塾と河合塾マナビスが2019年6月に50,186名の高校生にご参加いただき実施した「大学入学共通テスト トライアル(以下、トライアル)」の分析結果や、そこから見えてきた課題、指導についてご報告させていただきました。

第5回の高大接続改革シンポジウム実施概要

<日程>

東京  2019年8月24日
大阪  2019年8月24日
名古屋 2019年8月28日
札幌  2019年8月29日
仙台  2019年8月31日
福岡  2019年8月31日
広島  2019年9月7日

<内容>

Part1 「高大接続改革に関する現状」
文部科学省・大学入試センターから公表された資料や、各大学の公表内容など、2021年度入試に関する最新情報
Part2 「大学入学共通テスト トライアル(6月実施)より、大学入学共通テストで問われる力とその指導」
教科(英語、数学、国語(現代文))ごとに、第2回試行調査分析やトライアルの分析結果、今後の指導など

Part1 「高大接続改革に関する現状」

新入試の実施まで1年余りとなったものの、変更事項の決定や公表が遅いうえ、さみだれ式に判明するため、変更の全容が掴みづらくなっています。そこで、今回のシンポジウムでは大学入学者選抜改革の目玉である「共通テストの導入」「英語4技能評価の推進」「個別試験の見直し」の3点について、最新情報を整理してお伝えしました。
共通テストに関しては、第2回試行調査の結果や大学入試センター公表資料から、出題の方向性・傾向は見えつつあります。ただし、国語・数学における記述式問題の導入や、英語の問題構成、リーディングとリスニングの配点比率の変更など従来のセンター試験から大きく変わる部分については、その活用方法等は各大学により異なるため、引き続き注意して確認する必要があることをお伝えしました。
英語4技能評価の推進に関しては、民間の英語資格・検定試験の利用方法について既に公表している大学を例に挙げ、2021年度入試で想定される活用パターン・注意点などを整理・ご提示しました。
各大学の個別選抜の見直しに関しては、既存入試継続型、入試改革積極型など2021年度入試にむけた各大学の動きを分類するとともに、主体性等の評価に関して各大学の方向性をまとめました。
最後に今後のご指導に関しては、各大学からの情報は日々更新されるうえに内容が多岐に渡っており、積極的な情報収集が重要になること、新入試に対する不安を払拭するためにも、生徒・保護者の皆さまとの早期の情報共有を図る必要があることをご報告いたしました。

Part2 「大学入学共通テスト トライアル(6月実施)より、大学入学共通テストで問われる力とその指導」

英語、数学、国語(現代文)について、第2回試行調査の分析結果、およびトライアルの分析結果をご報告し、高1・2生の得点状況やそこから見えてきた課題、指導についてご報告いたしました。

第2回試行調査の各教科詳細分析については、下記リンクから「平成30年度(2018年度)試行調査」をご覧ください。

平成30年度(2018年度)試行調査

英語

第2回試行調査とセンター試験の出題分野を比べると、技能間での遷移はあるものの、英語全体として問われる力は大きく変わっていないこと、ただし問われ方などで変化している部分があることをお伝えして、第2回試行調査の特徴を具体的にご説明しました。
例えば、リーディングでは情報の抽出、表現の言い換え、事実と意見の区別などが求められる問題が出題されていること、リスニングでは音声の連結・脱落・同化を含む自然な読み上げが用いられていることや、図表やグラフから情報を読み取る問題や、文法知識を「聴く」能力を通じて問う問題などが出題されていることを実際の音声も織り交ぜながらご報告しました。
試行調査問題を徹底分析し、それに基づいて本番に近い設計で作成したトライアルの結果からは、生徒が情報の処理で苦労している傾向もみえたため、リーディングではパラグラフごとに概要をまとめる練習、リスニングでは図表やグラフから情報を読み取る練習や、連結・脱落・同化が含まれる自然な発話の英語に慣れさせる重要性などに触れ、今後の指導について先生方と共有しました。

数学

第2回試行調査で見られた新傾向の特徴として、大問・中問単位では「会話型」「取捨選択型」「活用型」「証明型」の4つに分類し、小問単位では「記述式問題」「全過程を問う問題」の2つの形式があると捉え、これらの観点からレポートを進めました。
数学では、問われる数学的内容や出題範囲は従来のセンター試験と大きな変化がないことに触れたうえで、新傾向についての理解と、それらの問題に慣れておくことの必要性や指導法について、参加いただいた先生方にご報告いたしました。
また、上記の新傾向に配慮して作成されたトライアルの分析レポートでは、出題のねらいや問題の内容を確認しながら実際の正答率を示すとともに、高校での指導にお役立ていただけるよう、記述式問題の誤答例など、受験者がつまづいたポイント等について説明しました。

国語

第2回試行調査での問題分析、現代文における大きな変更点として、「記述式問題の採用、段階別評価の実施」「実用文、詩歌、エッセイなど多岐にわたる素材ジャンル」「図表を含む複数テクストを用いた出題」などを掲げ、レポートしました。
試行調査とトライアルの結果分析より、これらに対処する指導ポイントとしては、まずは、従来通りに語彙力の強化と読解力・表現力を鍛えることが基本、その上で、様々なジャンルの文章に触れ、複数のテクストを関連付けて読み、共通点や相違点を把握して、そこから抽出される情報を統合して解答する力が必要という考え方を示しました。また、記述式問題は、自己採点と段階評価に慣れておくことや条件に沿った解答を限られた時間で的確にまとめる力をつけさせる指導が有効になるだろうとご報告しました。

第5回 高大接続改革シンポジウム 参加者の声(アンケートより)

  • 専門外でも理解しやすい説明で大変勉強になりました。生徒にも何が大切でどのように勉強していくと良いか、はっきり伝えられそうです。
  • 共通テストに対応するために、どのような力が求められるのか知ることができました。日常の授業の中で、英語の文法知識や概念をきっちり教え、実際に英語を使うことが求められる場面で、役に立つよう、しっかり生徒に教えなければならないと思いました。
  • 新情報・視点が満載で極めて勉強になりました。今まであらゆる予備校で聞いた中でもっとも有意義なお話でした。
  • 我々教員ではなかなか得にくい情報ばかりで参考になりました。進路指導・学校で共有していきたいと思います。
  • 各大学の細かいところまで比較して教えて頂き、参加して良かったと思います。まずは職員間できちんと情報を共有することから始めていきたいと思います。
  • 出題の考え方が理解でき、共通テストの方向性をより理解することができた。
  • 数学の試行調査の問題を4つに分類し、それに対する対策を提示していただけたのが、大変参考になりました。トライアルの記述問題の誤答例がいくつか見られ、生徒がどういった間違いをしてしまうのかが改めてよく分かりました。
  • トライアル・試行調査の結果は非常に役立ちます。この結果からすると下位層(+論理性が不足している生徒)には対策が必要と強く感じました。
  • トライアルや改善案の問題内容の方が生徒たちの理解段階がきちんと分けられ、好ましいと思います。今後の定期テストの作問などの参考にさせて頂きます。
  • 実際にリスニングの音声を使いながらの「指導のポイント」がとても参考になりました。
  • 国語の複数テクストを関連づけて考えることや形式や条件に合わせて書くことができるようになるためにはトレーニングが必要かと思いますが、大問2以降幅広く文章(特に文学的な文章)が出題されることを考えると普段の授業でいかに多様な文章を経験させられるかが大切なのかな、と思いました。

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Tel:03-6811-5560(平日10:00~18:00)

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