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変わる大学入試!【新入試Navi】学習対策 英語4技能の勉強法&資格・検定試験対策 変わる大学入試!【新入試Navi】学習対策 英語4技能の勉強法&資格・検定試験対策

新入試の英語の試験では、「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能が評価されるようになります。大学入学共通テスト、資格・検定試験の2つの試験に向けて、どのように英語を勉強していけばいいのでしょうか。

新入試に不安を感じている人もいるでしょうが、条件はみな同じです。「大切なのは、これまでの語彙(ごい)や文法、読解の勉強を続ける中で、書く・話すことを意識すること」です。

2019年7月2日、「TOEIC(R)」が2020年度から始まる大学入試共通テストへの参加を取り下げたと発表されました。

英語は実生活のコミュニケーションツール 英語は実生活のコミュニケーションツール

英語科講師 守屋 佑真

英語科講師 守屋 佑真

高校の英語の科目が「コミュニケーション英語」「英語表現」「英語会話」となったように、中学校と高校の英語教育は、英語を使って物事を解決する、運用できる力を養うものへと変わり始めています。そもそも英語は、入試や就職のために学ぶものではなく、実生活で世界の多数の人が使っているコミュニケーションツールです。英単語を1つ覚えれば伝えられることが増え、文法を知っていればそれを正確に伝えられるようになる、そうシンプルに考えてみてください。今後は日本でも外国人と一緒に学んだり、働いたりすることが増え、普段の生活でも英語に触れる機会が多くなっていきます。2020年の東京オリンピックは、それを実感できるチャンスになることでしょう。
新入試の英語4技能評価はこうした「実生活で使える力」を測るもので、単体としての知識ではなく、各技能を結びつけた運用力が問われるようになります。では、「各技能を結びつける」とはどういうことでしょう?例えばリーディングなら、英文を目で読んで意味を理解するだけではなく、声に出して読んでみる、書いてみるということになります。これからの英語学習では、「読む」「聞く」「書く」「話す」を分けずに、常に関連・統合させる意識が大切です。
そうした4技能の統合的な学習に、新入試で導入される民間の資格・検定試験を活用しない手はありません。いずれも4技能がバランスよく取り入れられ、「英語で何ができるか(can do)」を計測する試験として作られているからです。健康診断のように定期的に受けることで、どれくらい力がアップしたか、どこが弱点かを確認でき、その後の学習をより効果的に進められます。

POINT!

河合塾で導入しているケンブリッジ英語検定には、写真やイラストを多用した実生活の場面を想像できる問題が多く、スピーキング試験は受検者2人と面接官による対面ペア型となっていて、試験でありながら実際に英語を使っている感覚になると思います。受検生からも「あんなに楽しい試験は初めて」という感想が出てくるほど。最初は少しハードルが高いと感じるかもしれませんが、「結果を出す試験」としてではなく、「今の力を測る試験」として何度もチャレンジしてください。
英語は、身についたことを日常で実感しやすい教科です。英語版の観光パンフレット、映画DVD、動画サイトなど、英語を学ぶツールは身近にたくさんあります。自分が楽しめる素材を見つけて、英語4技能の学びに役立てるのもいいでしょう。

共通テスト攻略への七カ条 共通テスト攻略への七カ条

河合塾が大学入試改革について実施したアンケートでは、英語について不安を感じる理由のトップとして「学校の授業と入試問題のギャップ」が挙げられました。4技能化や国際指標であるCEFRという共通のものさしの導入により、学校と塾のめざす方向はそろいました。しかし、学校側には今までのやり方をどの程度変えたらよいかという迷いもあるようで、そのあたりが「授業と入試のギャップ」という不安につながっていると思われます。
ただし、試験が変わるからといって、従来の学習方法が不要になるわけではありません。また、教科書で使われている語彙をしっかり身につけることや、学校での日頃の学習の積み重ねが大切であることに変わりはありません。4技能が評価される大学入学共通テストの対策に「これさえやっておけば」というコツはありませんが、学習に際して意識してほしいことはあります。それが次の七カ条です。

POINT!

大学入学共通テストへの七カ条(by守屋佑真) 大学入学共通テストへの七カ条(by守屋佑真)

8つの資格・検定試験の傾向と対策 8つの資格・検定試験の傾向と対策

新入試で採用された資格・検定試験は8つあります。どの試験を受けるかは、試験の特徴(下表を参照)、日程や会場などを確認し、河合塾のチューターや、高校の先生にも相談して決めるとよいでしょう。資格・検定試験を受けられるのは高校3年生の4~12月までで、現在の高校3年生の1月に行われるセンター試験よりも時期が早まります。
一般的な学習スケジュールでは、高校3年生の夏の間に語彙などの基本的な学習が一通り完了し、その後に知識が定着していく傾向が見られます。他の教科の成績や学習の進捗状況にもよりますが、高校3年生の6月頃に1回目、10~12月に2回目を受けるというスケジュールが一つの目安になると思います。
河合塾が導入しているケンブリッジ英語検定は、日本の学習指導要領との親和性が高く、またCEFRに完全準拠していて、生涯有効な資格です。大学入学共通テストの対策としても、他の資格・検定試験の対策としても有効なので、「本番」で実用英語技能検定を受ける予定の人も、早い段階から試験対策としてケンブリッジ英語検定を受けて、試験に慣れておくとよいでしょう。

POINT!

資格・検定試験の特徴

ケンブリッジ英語検定

実生活を想定した問題が多く、写真やイラストも豊富。日常生活でいかに英語を活用できるかが問われる。CEFRの段階別評価に完全準拠して作成され、CEFRの全レベルに対応している。

実用英語技能検定

認知度が高く、定着率も高い。語彙に比重がおかれているが、学習指導要領との整合性が高く、受検しやすい。2級と準1級のレベルに開きがある。

GTEC

さまざまな英語試験の特徴が集約されたようなバランスの良さがある。問題ごとに時間制限があるので、時間配分の訓練が必要。

IELTS

アカデミックな英語運用能力を問われる。高得点が取れれば、海外の大学進学も視野に入れられるほど難易度が高い。

TEAP

CEFRとの整合性が高いので、自分がどの位置にいるのかわかりやすい。今後、大学の一般入試でも、TEAPと似た傾向の問題が出題される可能性が高い。

TOEIC(R)

ビジネス英語が基本で、文章量が多く、短時間で長文を読む力と語彙力が試される。アメリカ以外の英語に慣れるためのトレーニングになる。

TOEFL(R) iBT

難易度が高い。大学の教養科目に関連した出題も多く、大学入学後に海外留学を考えている人は、その準備としても活用できる。

POINT!

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