卒業生の体験談046:高卒認定試験 > 鹿児島大学 理学部 地球環境科学科(卒業時21歳) コスモ体験談 | 河合塾COSMO
コスモで僕は“自分”を取り戻した
高卒認定取得>鹿児島大学 理学部 地球環境科学科(卒業時21歳)
高卒認定取得>鹿児島大学 理学部 地球環境科学科(卒業時21歳)
コスモで僕は“自分”を取り戻した
河合塾コスモへ入塾した経緯を教えて下さい
中学1年の9月に鬱病を発症し、それがどんどん悪化して、中3の夏休み前にとうとうドクターストップにより登校停止となりました。中高一貫校だったので、高校には上がれたものの、学校に未練はなく、集団にも馴染めなかったので、母が見つけてくれたコスモに入塾しました。
河合塾コスモではどのように過ごしましたか?
コスモに入塾した時、僕は中学校で習う事をほとんど覚えていなかったので、まず基礎の基礎からフェローと一緒に勉強したり、ACタイムで質問をしたりしながら、中学校の内容からやり直すことから始めました。その後何とか高認試験に一回で全科目合格できました。しかし、目標がなくなってしまい1年半ほどだらけて過ごしていました。その間には、いろいろなゼミに出ました。「レッツ・チャット」では、ハロウィンかぼちゃのカービングをやったり、「堰ゼミ」では冬の沖縄セミナーに参加したり、「コスモ合唱団」では身延山で合宿をし、合唱団での10周年記念コンサートにも参加しました。そして、地学の授業では、天体観測と化石採集セミナーにも参加しました。
進学先をどうやって決めましたか?
地学の授業に出会い、地学の楽しさに心を奪われ、恐竜が好きだったことを思い出した僕は、古生物学が学べる大学を志すようになりました。恐竜は常に身近にあったんです。毎年、恐竜展には連れて行ってもらっていたんです。これも親のおかげですね。これが、コスモに入って3年目のことです。
コスモの日々はあなたをどのように変えましたか?
言葉で表現するのは難しいですね。
僕はコスモの5年間で、「自分を取り戻した」とも言える有意義な時間を過ごしました。
大学受験の結果が分かった時、「苦労が身になったなぁ」という思いや「高校に行かなかったという選択が間違っていなかったんだなぁ」という思いが頭の中を駆け巡り、思わず泣きました。
今のコスモ生へのメッセージをお願いします
誤解を恐れずいえば、コスモは変わっています。僕は個性豊かな面白い友達を見つけたし、講師もフェローも個性豊かな人が多いです。 僕の経験で言えることは、勉強よりはまずゼミに出て欲しい。勉強なんていつでも始められる環境がコスモにはあります。ゼミに出ることで興味を持ったこともあります。コスモは予備校だけど「遊べる場所」で「知見を広げる場所」でもある。人の話を聞いて、自分の話を聞いてもらって自分を広げて欲しい。
保護者からのコメント
今日は生きて帰ってくれるかな。そう思いながら毎日息子を送り出す日々。それが息子の中学時代でした。大学に進み、彼の知的好奇心を満たすものがあれば、きっと前に進めるだろう。その頃の状況を変えたくて、インターネットで見つけたのがコスモでした。
入塾した春、フェローと5年かけて大学に入るという目標を掲げました。入塾した8月に高認に合格し、それからまた目標を失い、ただコスモに行くだけの日々が過ぎたある日、もう何年も見たことのない笑顔で「お母さん、僕やりたいこと見つけたよ」と言ってくれた顔を忘れることができません。しかし、失った中学3年間は大きく、中々成績が伸びずに焦った時もありますが、息子の夢を叶えることを夢見て、5年間私は息子を朝起こして、お弁当を作り続けました。
地学の授業で夢を見つけ、英語、数学の講師方に中学からのやり直しをしていただき、そのすべてのフォローをフェローにしていただきました。
この5年間で息子は成長していき、私も彼を自分の手元から離す勇気を持たせていただきました。まだまだ頼りない息子ですが、コスモで過ごした5年という歳月は彼が自分の歩くべき道を見つけ、その道を開いてくれたとても大切な時間だったと信じています。
「僕の母校はコスモです。」そう言い切る息子はこれからも何があってもまた立ち上がって歩いていくのだろうと信じています。
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