河合ブックレット
現代日本の各分野の第一人者を招んで行われてきた河合塾の文化講演会をもとに、その中から若い人々の心の軸に届くような印象深い講演を精選して作られた、コンパクトで中味の濃い若者向けのブックレット。生きることとは何か、学問をするとは何かを、読む者に根底的に問い直す脱教養書であると同時に、現代世界がかかえる難しいテーマを話し言葉でわかりやすくかみくだいた、<知>の最前線への斬新な入門書。
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海から見た日本史像 25
網野善彦
海から見た日本史像
●奥能登地域と時国家を中心として
解説 外 信也
本体価格:680円
 
「日本島国論」「稲作中心史観」の上に成立してきた従来の日本史像を、海によって栄えた奥能登・時国家への実証的研究と厳密な調査によって転換し、真の日本史像を構築する。
何が不自由で、どちらが自由か 26
牧口一二
何が不自由で、どちらが自由か
解説 趙 博
本体価格:750円
 

「障害」を個性だと捕らえる著者が、松葉杖とじっくり付き合いながら、「障害者」であることの豊かさをバネに生きることの意味を根底から問い直した、心温まる自己変革への招待状。
<市民的政治文化>の時代へ 27
今井弘道
<市民的政治文化>の時代へ
●主権国家の終焉と「グローカリズム」
解説 角倉邦良
本体価格:825円
 

ポスト主権国家時代の社会を作る新しい「市民」とは何かを、現代の世界状況と官僚主義国家日本近代を貫いた民衆意識の鋭い分析を通して初めて正面から論じた鮮やかな市民論。
歴史の中の「戦後」 28
栗原幸夫
歴史の中の「戦後」
解説 池田浩士
本体価格:680円
 

戦後文学の意味の徹底吟味を通して日本社会の上げ底の今を問うと同時に、過去と他者への二重の想像力を媒介に世界と<私>との生きた交通を目指した、新しい「戦後」論考。
からだ・こころ・生命 29
木村敏
からだ・こころ・生命
解説 野家啓一
本体価格:750円
 

西欧近代の実体的自己像を、独自の「あいだ」理論によって決定的に乗り越えた著者が、自己と環境の相即・境界に光をあて、前人未踏の「こと」としての生命論を展開する。
アジアと出会うこと 30
加々美光行
アジアと出会うこと
解説 江藤俊一
本体価格:750円
 

自らの内なるアジアを手がかりに中国・アジアの人々の希望と痛みを共有し、非西欧世界近代の意味を改めて問い直すことを通して、飢餓と戦争を越える新しい世界への道を探る。
2001年 地球の旅 31
関野吉晴
2001年 地球の旅
●「進歩」はヒトに何をもたらしたのか
解説 牧野剛
本体価格:750円
 

関野吉晴は、動力をいっさい使うことなく、カヤックで、犬ぞりで、自転車で、徒歩で、南アフリカ南端からアフリカの人類発祥の地をめざす。「自然の一部」として暮らす人々の村に寄り道をし、交流しながらの旅は、20世紀の文明のありようを、あらためて私たちに問いかける。グレート・ジャーニー出発前の講演と、その後のインタビューを採録。
歴史のなかの文学・芸術 32
池田浩士
歴史のなかの文学・芸術
●参加の文化としてのファシズムを考える
解説 栗原幸夫
本体価格:750円
 

未曾有の暴力をもたらした20世紀ファシズムの淵源は民衆の参加にある─ ─民衆が主人公となった現代社会の文学・芸術を深く考察し、〈近代〉の正嫡としてのファシズムを問い直す。
9.11以後 丸山真男をどう読むか 33
菅 孝行
9.11以後 丸山真男をどう読むか
解説 太田昌国
本体価格:750円
 

熾烈を極める丸山批判と擁護のいずれにも与せず、丸山の可能性と限界の両方を見極めながら、9.11以後の新たな世界状況における丸山の思想的意味を探った画期的な丸山論。
戦後日本から現代中国へ 34
谷川道雄
戦後日本から現代中国へ
●中国史研究は世界の未来を語り得るか
解説 山田伸吾
本体価格:750円
 

戦後の中国史研究に「共同体論」から独自の地平を開いた著者が、日本の戦後史と自らの研究史を問い直すことを通して、現代中国の構造的矛盾と可能性に光を当てた渾身の思索。
アートを通した言語表現 35
宮迫千鶴
アートを通した言語表現
●美術と言葉と私の関係
解説 谷川晃一
本体価格:750円
 

自由に絵を描き自在に文章を紡いで人生を鮮やかに生き抜いた、たぐいまれな画家にしてエッセイストの宮迫千鶴の魅力の原点に迫る。
新たなグローバリゼーションの時代を生きて 36
太田昌国
新たなグローバリゼーションの時代を生きて
解説 廣瀬純
本体価格:750円
 

世界中に貧困と環境破壊と飢餓を生み出し、人々の連帯と相互扶助を断ち切る現代資本主義の極北としてのグローバリゼーション。それを越えていく道をゲバラを通して考える。
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